【さつき娘の撮影会や花火も】
栃木県鹿沼市のさつき祭り

全国一のさつきの産地として知られている鹿沼市で、梅雨を前にした5月26日～6月4日の10日間、鹿沼さつき祭り（鹿沼市花木センター＝第1会場、鹿沼市農協花木センター＝第2会場）が催されます。今年は第30回とあって行事も多彩です。
催事を追ってみますと、さつき大展示会・即売会、原色押花展、コンテナガーディニングコンテスト、ピユアさつき2001撮影会（5/27 13:30～15:00 第1会場、6/3 10:00～11:30 第2会場）、さつき整形教室、初日の26日には、黒川河畔で花火大会もあります。
ところで、鹿沼市花木センター（年中無休・入場無料）は市の東側、通称茂呂山丘陵地帯にあって、約13万坪を擁しています。本場さつきを中心とした庭木、草花・造園資材・植木鉢・園芸資材などの一大流通センターです。もっとも、流通センターといっても、家族連れや若い人に人気のあるバーベキュー（要予約）ができ、フィールドアスレチック、観光果実園があって、しかも、四季折々の草花が観賞でき、珍しい花木のあるフラワー温室もみどころです。

また、鹿沼市には、日本ロマンチック街道（長野県松本市～栃木県宇都宮市）の一部である例弊使（れいへいし）街道から国道293号を経て宇都宮へ向かうルートが通っています。江戸時代、この例幣使街道（京都の朝廷から日光東照宮への勅使が通った街道）と日光西街道との宿場として発展したこともあって歴史のある街です。日光に隣接して、奥深い山々もすぐ横にあります。市内を流れる川では、市街地でもあゆ釣りができるなど、緑と清流に囲まれています。

さらに日光山を開いた勝運上人が修行したといわれ、1300余年の歴史を持ち、天狗の宿として知られている古峯（ふるみね）神社があります。回遊式の落ち着いた佇まいの日本庭園があって、新緑の中に菖蒲などのさまざま花が眺められます。
この神社から登山道を入り、暫くすると、視界が大きく開け、古峰ケ原（こぶがはら）高原の表情豊かな風景を楽しむことができます。春から夏にかけて、レンゲツツジやヤマツツジなどが山を彩り、高原の風景が楽しめます。
このさつき祭りや高原の撮影では、花をクローズアップしたくなる場面がしばしばありますので、広角、望遠に加えて、マクロレンズは必需といえます。さらに花火の撮影にも役立ち、接写時の手ブレ防止のためにも、三脚も必携です。
［交通アクセス］
鹿沼市花木センター：JR鹿沼駅・東武日光線新鹿沼駅から車で10分
祭り中は鹿沼・新鹿沼の各駅から会場まで無料送迎バスが走ります。
古峯神社：鹿沼駅から古峰神社行きバス終点
［問合せ］
花木センター　　　　0289-76-2310
鹿沼市観光物産協会　0289－60－2507
鹿沼市観光課　　　　0289－63－2188