【ヨイアサッの掛け声で町内を練行】
北海道沼田町・夜高あんどん祭り

北海道の三大あんどん祭とは、八雲町の山車行列、斜里町のしれとこねぷた、そして沼田町の夜高あんどん祭りを指します。お盆を過ぎてから開催される夜高あんどんを終えると、北海道には足早な秋が訪れます。行く夏を惜しむように8月24～25日、あんどんが沼田の町に燃えるように浮かび上がります。
例年は2日間ですが、今年はあんどんまつり祭りが始まって25周年記念とあって、24日に特別前夜祭があり、3日間にわたります。

24日　午後6時・あんどん展示　6時40分・獅子舞、夜高太鼓披露
25日　午後6時30分・夜高太鼓競演会・ミスあんどんパレード　7時・夜高あんどん練行　8時・あんどんぶつけあい
26日　午後5時30分・餅まき　午後6時30分・夜高太鼓競演会・ミスあんどんパレード　7時・夜高あんどん練行　8時・あんどんぶつけあい
以上のほか、ふるさと特産フェア、町を見下ろせる五カ山牧場では牛肉まつり（26日）などが催されます。
あんどんは大小合わせて18基が練行しますが、明かりが灯るのは夕方以降になり、撮影もその時間に合わせた形になるでしょう。大きなあんどんは高さ7ｍ、長さ11ｍ、重さ約5ｔにもなり、近くは危険を伴うために、車道での撮影は禁止で、歩道からとなります。その歩道も人がビッシリとなりますので、三脚の使用は不可能です。また、歩道からの撮影でも大きなあんどんですから、広角レンズは不可欠です。
「ヨイアサッ」の威勢のよい掛け声とともに町内を練り歩く、あんどんは迫力満点ですが、人の波が動きますので、撮影にはくれぐれも注意してください。

懐かしいＳＬ撮影もできます

ところで、ＮＨＫの朝の連続ドラマ「すずらん」の明日萌駅は架空ですが、モデルは沼田にある恵比島駅で、ここが選ばれた理由は、鉄路が一直線、駅前に現代的な建物がなかったからだそうです。現在の駅舎は「すずらん」の時のまま使用されています。
さらに、この25・26日には1日1往復、ＳＬ（すずらん号）がこの留萌本線を走っており、恵比島駅には下り午前9時41分、上り午後15時15分にそれぞれ10～15分ほど停車しますので、これもカメラにおさめたい被写体です。
写真・資料提供：沼田町役場　地域振興課
［交通アクセス］
JR旭川から函館本線・留萌本線で約60分
JR深川から留萌本線で約15分
［問合せ］
沼田町観光協会　　　　　0164-35-2111