カメラのキタムラスタジオマリオカメラのキタムラ

デジカメプリント・フォトブック・カメラのことはおまかせ!

  • 会社概要
  • 採用情報
  • お問い合わせ
  • ネット会員登録・変更
  • メルマガ登録

お客さまなんでも相談室

  1. デジカメ・デジタルカメラのキタムラTOP
  2. 写真講座/コラム・ギャラリー
  3. 写真何でも情報・EXPRESS
  4. 2008年
  5. Vol.500

写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー

※掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、ページ公開日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

2008.08.15

【一眼レフの必需品】
デジタルによるデジタルのための交換レンズ

デジタル一眼レフを使うとき、絶対に忘れてはならないのがレンズ。一眼レフは、ボディだけでは撮れません!(まあ、知らない人はいないと思いますけど。。。)レンズキットに付いている標準ズームレンズをはじめとして、望遠や広角などのズームレンズや単焦点レンズがあり、これらをまとめて交換レンズと言います。レンズは、マウントに互換性があれば、年式が古くても装着できると説明されることが多いのですが、実用性を考えると、必ずしもそうとは言い切れないことがあります。「装着できる」ことと「快適に撮影できる」ことは、意味が違うのです。今回は、最新デジタル一眼レフに適した、レンズの選び方をガイドします。

デジタルにおすすめのレンズは?

新品のデジタル一眼レフを購入するなら、レンズキットまたはダブルズームキットとして、本体とセットになっているレンズを選べば、機能的には最もボディとのバランスが良くなります。また、価格的にも魅力です。この組み合わせなら、AFスピードや、プログラムAEの反応なども、開発時の想定スペック通りに動きます。ほかの交換レンズを組み合わせるなら、カメラの発売開始時期と同じ、または、なるべく近い時期に新発売された最新仕様のレンズを選べば、安定した動作が得られます。古いレンズでもマウントさえ合えば装着はできますが、それで最新型ボディに搭載されたAFやAEなどの性能が、フルに発揮できるとは限りません。古いレンズを最新型のカメラボディで使う場合は、あらゆる面で手動設定する箇所が増えますから、レンズの古さと同じくらいに、それを使うユーザー自身にも経験と知識が必要です。

デジタル専用とデジタル対応

デジタル一眼レフで使えるレンズには、「デジタル専用」と「デジタル対応」の2タイプがあります。「専用」と「対応」では、原則として、次のような違いがあります。新品として発売されている現行製品のレンズはこのどちらかですが、フィルムカメラしかなかった時代のレンズも、デジタル一眼レフで使用することは可能です。

デジタル専用レンズ

APS-Cサイズのデジタル一眼レフだけで使用できるレンズ。撮像面積(写る範囲)が小さいので、それに合わせて、レンズの像も小さくなるように設計されています。このため、レンズ鏡筒の小型化が可能で、軽量なボディとの組み合わせに適しています。ただし、デジタル専用レンズに、大口径の明るいズームレンズは少ないようです。35ミリ判フルサイズのカメラボディに対しても、一応、マウント部分だけは合いますが、レンズの像そのものが小さいので、写真として十分な品質で撮影することはできません。高級デジタル一眼レフやフィルム用一眼レフと、レンズを兼用する予定がなければ、費用対効果の点でデジタル一眼レフにベストマッチのレンズと言えます。なお、オリンパスとパナソニックで採用されているフォーサーズ規格や、シグマの独自規格については、APS-Cサイズと撮像サイズが違いますが、35ミリ判との互換性がないので、広い意味ではこれもデジタル専用レンズとなります。

デジタル対応レンズ

APS-Cサイズのデジタル一眼レフだけでなく、高級デジタル一眼レフと、フィルム用一眼レフで採用されている35ミリ判フルサイズでも撮影できる万能レンズ。レンズが作る像が、デジタル登場以前と同じ大きさなので、マウントが合えばどのカメラにもレンズを共用できます。ちなみに、キヤノンの高級機「EOS-1D」シリーズで採用されているAPS-Hサイズには、こちらのレンズしか使えません。撮像サイズがフルサイズ仕様より小さい場合には、画角(換算焦点距離)が変わります。ところで、デジタル対応レンズは、どこに違いがあるのかといえば、光学性能として、化学反応で露光するフィルムではなく、受光素子が並んだ画像センサーを使用する電子的な記録に最適化されている点。フィルム時代のレンズを流用する場合に比べて、色収差などの点で画質が向上するといわれています。APS-Cタイプだけで撮影するなら、35ミリ判兼用タイプはオーバースペックで、必要以上に鏡筒が太いのが欠点。大口径レンズについては、ほとんどがデジタル専用ではなく、汎用性の高いデジタル対応レンズとなります。ちなみに、現在では、フィルム専用でデジタル非対応という交換レンズの新発売はないので、フィルムで撮る場合も、新品から選ぶならこのレンズを使ってください。

純正レンズとレンズメーカー製レンズ

交換レンズには、カメラメーカーの純正レンズと、レンズメーカー製のレンズがあります。マウントが合えば、基本的には、どちらでも撮影は可能です。どちらを選ぶかは、お使いになる方の自由です。

純正レンズ

カメラのボディを作っているメーカーは、必ずレンズも作っています。一眼レフでは、基本的にボディのメーカーと、同じメーカーのレンズを装着して撮影します。セット販売のレンズも、「レンズキット」と呼ばれているパッケージ商品は純正レンズ。メーカーが商品として設定している「レンズキット」と、広告やカメラ店のPOPなどに書いてある「レンズセット」は用語として違うので、お間違えのないようにご注意ください。カメラボディの設計は、同じメーカーの純正レンズの使用を想定しています。仕様と完全に一致する性能を発揮するには、純正レンズの使用がおすすめです。また、カメラの高級機を持つことがステイタスシンボルだとお考えになる方には、レンズも純正レンズが好まれるようです。

レンズメーカー製レンズ

一眼レフのカメラボディは製造せず、交換レンズだけを専業で製造・販売しているメーカーのことを、レンズメーカーといいます。具体的には、タムロン、シグマ、トキナーなどのメーカー(ブランド)。このうちシグマは、自社でもデジタル一眼レフを独自規格で発売していますが、同社は伝統的なレンズメーカーです。

レンズメーカー製のレンズは、マウントの互換性があるメーカー・機種で、純正レンズと同様に使用できます。一般的に価格が純正レンズよりも安く、高倍率ズームレンズや魚眼レンズなど、純正レンズにはないユニークな製品も取り揃えています。純正レンズに、使いたい焦点距離の製品がない場合や、出費を節約したい場合などに、レンズメーカー製レンズが選ばれるようです。

レンズメーカー製レンズを買うときは、マウントの仕様に注意する必要があります。いずれのレンズメーカーも、同じ光学設計の1製品について、各メーカー別にマウント部分だけを変更した、キヤノン専用、ニコン専用などのバリエーションがあり、装着するカメラに合わせて、レンズのマウントタイプを選択します。店頭で、買いたいレンズを指定するときは、「レンズメーカー名+製品名(焦点距離)+対応マウント名」の3項目をスタッフに伝えてください。

なお、現在のAFレンズでは、光学系とマウント部を一体化しているので、購入後にマウントだけ改造するということはできません。つまり、カメラボディを違うメーカー製に買い換えたとき、もともと持っていたレンズメーカー製レンズは流用できないのでご注意ください。(MFとマニュアル露出での撮影が普通だった昔の時代には、マウント部のみ交換可能なレンズがありましたが、AF化された後、こうしたマウント交換できるレンズは存在しません。)

旧式レンズの問題点

フィルムカメラ時代からある古いレンズを、デジタル一眼レフに装着することは、形式的には可能です。ただし、デジタル一眼レフが持っている性能を、すべて利用できるのかといえば、実態としてはいろいろな問題があります。最新デジタル一眼レフと旧式レンズの組み合わせは、あくまでも、古いレンズに使い道を残すのが目的であるとご理解ください。古いレンズでは、マニュアル設定する箇所が増えるので、初心者の方には、なるべく新しい現行レンズの使用をおすすめします。

AF駆動方式の違い

一眼レフのAF(オートフォーカス)は、既に第2世代に完全以降しつつあります。AF一眼レフが初めて商品化された1980年代においては、カメラボディ側にモーターを内蔵し、歯車で駆動力をレンズに伝えるのが普通だったので、この時代の仕様に合わせたレンズには、モーターが付いていません。なぜ、このような設計になったのかといえば、その当時は超音波モーターがまだ普及していなかったため、モーターの部品サイズが大きく、またコストも割高だったので、ボディ側にモーターを1個だけ搭載するのが適当だったからです。これを第1世代とすると、現在の一眼レフでは、ほとんどすべてのメーカーが、レンズ側にモーターを内蔵する方式の第2世代へと基本仕様を変えています。ちなみに、キヤノンEOSシリーズは、1号機の投入時期がミノルタ、ニコンよりも少し遅くなったので、最初からレンズ内蔵モーターが採用され、現在まで大幅な仕様変更はありません。

さて、いまカメラメーカー各社が、レンズ側のモーターでAF駆動する方式を採用している理由は、部品サイズの小さな超音波モーターの普及と、カメラボディの小型・軽量化にあります。ちなみに、超音波モーターの回転部分は、レンズ鏡筒の円周に沿って、光学系を囲むような一体構造とすることもでき、これは電気自動車に例えると、タイヤの内側にモーターがあるようなイメージです。この方式では、モーター搭載部分を、極めて小さく設計可能。さらに、カメラボディ内にはモーターを組み込まなくて良いので、デジタルでは回転する部品が不要となり、従来方式と比べて、AF駆動系をトータルに小型化できます。実例として、ニコンの普及機では、かつてのボディ側モーター駆動によるAFへの対応を完全に廃止。カメラ側にはモーターを搭載せず、最新型のモーター内蔵レンズのみでAFを可能としています。このように最新のデジタル一眼レフでは大幅な仕様変更がなされる例もあるので、旧式レンズの流用に際しては、AFとAEの対応を撮影前に確認しておく必要があります。

鏡筒のサイズ

交換レンズの性能は、同じ焦点距離であっても、新製品が発売されるごとに性能も進化し、小型・軽量化されていく傾向があります。したがって、古いレンズほど、サイズは大きく、質量は重いと言えます。最新機種のデジタル一眼レフ、特に普及機はボディが軽いので、フィルム時代の古いレンズを装着した場合には、重量バランスが安定しにくいこともあります。ただ、光学性能的には、特に大きな問題はありません。実践での注意点として、フィルムカメラ時代の旧式レンズは、新しいデジタル専用レンズよりも概して鏡筒が太めなので、カメラ内蔵フラッシュでの撮影時には、レンズの存在が作る影にも気を配る必要があります。

ピントリングの位置とAFスピード

古いレンズでは、ピントリングが前側のフィルター枠の近くに付いていて、マニュアルフォーカスで使用するときに、カメラを構えにくい場合があります。このタイプでは、レンズの前側部分でピントを合わせるので、AF時にもモーターへの負荷が大きく、ピントが合うまでのスピードは、あまり速くありませんでした。また、ピントリングが回転すると、レンズのフィルター枠全体が回転してしまうことも、昔は普通でした。

しかし、現在の新しいレンズでは、レンズの前面ではなく、中間、あるいは後部でピントを合わせるタイプが増加。この方式のレンズでは、モーターへの負荷が減って、AFスピードは速くなりました。つまり、新しいカメラボディに古いレンズを付けると、AFスピードは低下する傾向があるということです。また、新しいレンズでは、ピントリングを回したときにフィルター枠は回転せず、レンズ前面部が垂直に繰り出していきます。よって、偏光フィルターや花形フードなども、問題なく活用できます。

絞りリングの存在

ニコンとペンタックスの古いレンズでは、一部に絞りリングが付いている製品があり、デジタル一眼レフへの装着に際しては、露出制御に注意する必要があります。デジタル一眼レフの場合は、原則としてボディ側から絞り値を設定する方式なので、絞りリングからの入力に対応できるかどうか、事前に確認してください。

距離情報の伝達

現行機種のカメラボディでは、プログラムAEの演算やフラッシュの発光制御に、レンズからの距離情報を反映する例が増えています。このため、被写体までの距離情報をカメラに伝える機能を持たない古いレンズでは、自動露出の精度が比較的、低くなる可能性があります。

修理対応の終了

カメラボディ同様、レンズについても、故障した場合のメーカー修理には、ある製品の生産を終了した後に、一定年数の期限があります。10年以上古いレンズの場合、故障してもメーカーに部品在庫がなく、結果的には直せないことがあり得るので、古いレンズを流用する場合、その点は、十分にご理解いただいた上でお使いください。

レンズメーカー製レンズの第2世代AF対応

カメラメーカーのAF仕様が、カメラボディ内蔵モーターから、レンズ内蔵モーターへと変更される流れに合わせて、レンズメーカー製レンズでも、仕様変更の動きがあります。例えば、ニコンマウント用レンズでは、最近になって発売されたD40やD60などの普及型デジタル一眼レフでの、ボディ内蔵モーターの搭載廃止に合わせて、純正レンズと同じく、レンズメーカー製でも、レンズ側にモーターを搭載した仕様が順次追加されています。レンズメーカー製レンズを選ぶ場合は、このようなAF方式の変更についても、十分にお確かめください。事実上、ニコン用AFレンズとしては、旧来のモーターがないレンズと、新仕様のモーター付きレンズという、2タイプが存在することになります。

モーターなしのレンズをD40やD60に装着した場合、動力源がないのでマニュアルフォーカスだけでの撮影となり、AFは使えません。逆にモーター内蔵の新しいレンズを、古いニコン製カメラに装着した場合でも、レンズ側には動力を伝えるカプラーがないため、AFが使えない例があります。

モーターを内蔵しない旧式のAFレンズを、どうしても現行機種のデジタル一眼レフで使用したい場合には、カメラは普及機ではなく、必ず高級機を選んでください。カメラボディとレンズの組み合わせに関する詳細は、キタムラ各店の店頭にて、お客さまからご質問をいただければ、スタッフが個別にご案内いたします。

製品例:タムロン「SP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO AFモーター内蔵ニコン用」
レンズ内にAFモーターを内蔵した、新仕様のニコンマウント対応、レンズメーカー製レンズです。これはデジタル対応(35ミリ判でも使用可)の大口径70~200mm望遠ズームで、APS-Cサイズのデジタル一眼レフでは、望遠端300mm相当を超える画角での撮影が可能です。このレンズのほかに、AF28~75mm/F2.8の標準ズームと、AF28~300mm/F3.5~6.3の高倍率ズームと合わせた合計3本のレンズについて、最近、AFモーターを内蔵するタイプのニコン用製品が新発売されました。D40とD60でも、使用できます。

 
  • 最新デジカメ情報「WeeklyPickup」
  • 安心の5年保証「ネットショップ」
  • フォトコンテスト365日開催中
DVDダビング・ビデオダビングならカメラのキタムラにお任せ
DVDダビング・ビデオダビングならカメラのキタムラにお任せ
カメラのキタムラ スマホ・タブレット買取
カメラのキタムラ スマホ・タブレット買取
写真がもっと好きになるShaSha
カメラと写真のコラムサイト
キタムラの運動会
運動会の上手な撮り方・残し方
フォトレッスン
シーン別の撮影テクニック集

あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。

  1. デジカメ・デジタルカメラのキタムラTOP
  2. 写真講座/コラム・ギャラリー
  3. 写真何でも情報・EXPRESS
  4. 2008年
  5. Vol.500
プリントサービス »
写真プリント
フォトブック
ポストカード
年賀状・喪中はがき
思い出レスキュー
カレンダー
フォトグッズ
証明写真
プリントからプリント
写真修復サービス
写真の加工
その他サービス情報 »
スマホト.jp
写真スタジオK
渋谷写真スタジオK
こども写真館スタジオマリオ
七五三撮影
Tカードのご案内
ケータイサイトのご案内
メールマガジンの登録・解除
クーポンのご案内
キタムラ×twitter
コラボレーション企画一覧
ショッピング情報 »
ネットショップ
プリントバイヤーのオススメ
カメラバイヤーのイチオシ!
キタムラニュース
WeeklyPickup
キタムラの福袋
デジタルカメラグランプリ
キャンペーン »
キャンペーン一覧
トピックス »
重要なお知らせ
弊社の名前を騙った悪質サイトにご注意ください
更新情報
キタムラのCM »
CMギャラリー
コラム・ギャラリー »
修理人たぐちの徒然日記
わーちゃんのゆるゆるり
種清豊のフォトコラム
ママカメラマン山ちゃんの写真教室
写真何でも情報
キタムラの運動会
フォトレッスン
デジカメきほん塾
デジタルフォト三昧
写真教室
フォトライフ四季
フォトギャラリーキタムラ
フォトカルチャー倶楽部
フォトコンテスト »
コンテスト情報
入賞作品ギャラリー
フォトコンカレンダー
店舗ブログ »
カメラのキタムラ
スタジオマリオ
店舗検索 »
店舗検索
ネット会員 »
ネット会員登録
ネット会員変更
ネット会員削除
パスワードをお忘れの方
サイトマップ »
サイトのご利用について »

このページの先頭へ

デジカメプリントフォトブックデジカメ写真館は カメラのキタムラ