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2009.06.05

【数字に隠された意味を解け】
カメラのネーミングに見られる法則性

カメラには、1機種ごとに名前が付いています。命名の方法には、メーカーそれぞれの特徴がありますが、いずれにしても一定の法則性があるものです。その傾向を知っておくと、製品のグレードや新旧の違いを、簡単に読み解くことができるので、購入するときのカメラ選びにも役立ちます。今回は、このようなカメラのネーミングに見られる法則性について、考えてみましょう。

カメラの名付けられ方

カメラ製品(本体)の多くは、アルファベット1つと、それに続く数字の組み合わせで、名称が決まることが通例です。その命名パターンは、外国メーカー製の自動車などと同じで、機種の名称そのものは、単語としての意味を持たないものが大半を占めます。ただし、例外的に一部の機種では、国産の自動車のように、単語として意味が通じる言葉を、製品名とした例もあります。ちなみに、カメラの機種名に日本語が使われることは非常に少なく、基本的には、英語を中心とする外国語が選ばれるようです。さて、カメラの機種名として、アルファベットと数字が出てくる場合、その使われ方には、以下のような傾向があります。

アルファベットの例

まずは、名称の中にある、アルファベットの部分に注目してみます。

一般的なアルファベット

基本的に、A~Zまでの英字のアルファベットは、そのどれについても、何らかの形で、製品名の中に使われています。ただし、傾向としては、先頭の「A」か、最後のほうにある「X」や「Z」が、好んで使われることが多いようです。ミノルタ・コニカミノルタ・ソニーの「α」(アルファ)も、ギリシャ文字のアルファベットでは、最初の1文字に相当します。コンパクトデジカメの場合は、そのほかのアルファベットが、いずれかの機種名として登場しますが、どのメーカーでも基本的には、一眼レフとコンパクト機の双方で、異なるアルファベットを使い分けており、そのため、メーカー名とアルファベットがわかれば、タイプの区別だけはできるものです。また、コンパクト機では、同じメーカーの製品ラインアップの中で、機種名のアルファベット部分が違う場合は、それがグレードや仕様の違いを表している例が多く見られます。ちなみに、オリンパスの「μ」(ミュー)はギリシャ文字の小文字で、大文字で書くと「Μ」になります。これは、同社の一眼レフにある「E」とは、まったく異なるので、簡単に見分けが付くわけです。

フィルム一眼レフに特徴的なアルファベット

一眼レフの場合、「F」というアルファベットが先頭に付くのは、原則としてフィルムカメラだけです。代表例は、ニコンと、昔(FDマウント時代)のキヤノン。ニコンでは、現行機種のフィルム機である「F6」と「FM10」などに、この名称が見られます。ただし、フィルムカメラの多くが生産を終了したので、「F」が付く機種名を見る機会も、最近は減りました。

デジタル一眼レフに特徴的なアルファベット

デジタル一眼レフでは、「D」もしくは「E」の1文字を使って、デジタルを表す例が見られます。ニコンやオリンパスなどが、その代表例。これらのアルファベットは、先頭のほか、製品名の末尾に付けることもあり、キヤノンやペンタックスは、こちらのパターンに該当します。また、1単語の綴りを丸ごと表記した「digital」という名称が含まれる機種の例もあります。しかし、最近では、フィルムカメラの生産終了で、フィルム用とデジタルの名称を区別する必要性が低下したため、わざわざデジタルを表す記号は付けないように、ネーミングの手法が変わってきています。

言葉に意味のある名称

キヤノンの「EOS」、そして「kiss」、旧ミノルタの「Sweet」など、もともと言葉に意味がある単語を名称として使っている例も、一部に見られます。また、パナソニックの「Lumix」のように、文法上の単語ではない、独自の商標を使っている場合もあります。

数字の例

アルファベットに併記される、数字の部分を見てみましょう。前述したアルファベットの部分については、どのメーカーの場合でも、一眼レフシリーズ全体、コンパクトシリーズ全体で、特定の1文字を、共通で使うことが多いのですが、数字の部分だけは、各機種ごとに違っていて、まったく同じ番号の重複が、同一メーカー内なら原則としてありません。つまり、カメラの機種選びでは、名称に出てくる数字を知ることが重要というわけです。

1~9

製品名が「0」(ゼロ)という機種は、いまのところ、まだありません。いずれの機種も、基本的には、1~9までの数字を、アルファベットと組み合わせることで、一つの機種名としています。ここでの数字の使われ方には、各メーカーごとの特色があり、機種のグレードに応じて、一定の法則性に基いた番号が、それぞれ割り振られています。例えば、キヤノンの一眼レフでは、数字が小さい方がグレードは高く、「1」がフラッグシップの最高級機となります。その逆に、ミノルタやソニーの一眼レフでは、「9」が最高級機です。その中間の2~8は、一眼レフの場合、中級機や普及機で使われることが多くなりますが、「1」が上位のメーカーでは、「3」または「5」あたりの数を中級機に命名して、その前後をグレード別に割り振るスタイルに。「9」が上位のメーカーでは、「7」あたりの数を中級機の名称に選んで、ほかの機種には、前後の数を割り振ることが多いようです。しかし、コンパクト機の場合は、機種の数が非常に多いので、必ずしも、こうした法則性が、当てはまらない場合があります。

数字の桁

1~9の数字のみでは、製品シリーズが増えたり、モデルチェンジした場合に、いずれは番号が足らなくなってしまいます。この点の対策でも、各メーカーごとに特徴があるものです。例えば、キヤノンやニコンの一眼レフでは、数字の後ろにゼロをつなげて桁を増やすことで、補完的にグレードの違いを表しています。フラッグシップと上級機では数字1桁、中級機・普及機では数字2桁といった名付け方が基本ですが、最近は、それでも桁が足らなくなって、名前に3桁、4桁の数字を持つ一眼レフも登場しています。ちなみに、現時点のニコンでは、1桁はプロ仕様の超高級機、2桁は普及機と中級機、3桁は上位クラスの中級機、4桁は最新の普及機という、やや複雑な構成です。また、ソニーやオリンパスの一眼レフのように、数字を3桁にして、先頭の1つ(百の位)でグレードを、次の1つ(十の位/真ん中)でマイナーチェンジ等による、微妙な仕様の違いを表現している場合もあります。このタイプでは、真ん中の数字に注目してください。なお、ソニーとオリンパスでは、真ん中の数字の使われ方が異なり、オリンパスではマイナーチェンジ、ソニーではマイナーチェンジのほか、微妙なグレードの差も意味しています。ちなみに、末尾(一の位)の数字は、「0」(ゼロ)であることが、いまのところは多いようです。少々複雑な話ですが、基本的には、アルファベットに続く最初の数字に、まず注意してください。コンパクトデジカメの場合は、桁の数に関わりなく、製品名の数字が大きいほうが、上位機種になる例が、各メーカーともに多いようですが、例外もあるので個別に確認してください。

数字が足らなくなったら、どうするか?

では、実際にモデルチェンジしたとき、数字部分の名称はどうなるか? という問題。

キヤノンEOSでは、フラッグシップの「1」は不動の称号で、モデルチェンジすると、後ろに「N」(ニューの意味)の1文字を付けたり、「マーク2」「マーク3」といった世代名を付けます。これは、同じ1桁数字の「5」も同じ。「1」は、フィルムカメラ時代から受け継がれた名前(数字)ですが、デジタル化したときも、不動の数字は一切変更することなく、数字の後ろに「D」を付けました。ただし、2桁数字の中級機の場合は、ちょっと事情が違って、モデルチェンジするごとに、「20」「30」「40」「50」といった感じで、先頭の数字が順次、増えています。普及機では、名称が数字ではなく「kiss」という愛称名を使っているので、その後に続く文字の部分が「X」「X2」「X3」といったように変遷しています。

ニコンの場合、一眼レフの命名方法は、キヤノンとまったく違う考え方。カメラのグレードを決めるのは、基本的には数字の桁だけで、フラッグシップは永遠に1桁、それ以外のグレードは2桁以上です。だから、モデルチェンジすると、桁数だけは維持しつつ、先頭の数字を足していきます。よって、初代のフラッグシップ機に命名された「1」も不動の数字とはならず、モデルチェンジするごとに数字を1つ足して、「2」、「3」という名が続くわけです。これはフィルム一眼レフでも、デジタル一眼レフでも同じ。いまのところ、これで数字が足りなくなる心配はないようです。

ところで、フラッグシップ以外の中級機・普及機の場合では、先頭の数字がグレードの違いを表し、数字が小さいものが普及機で、それより数字が大きくなるにつれて、グレードも上昇するパターン。しかし、ニコンの場合、2桁の機種では、最も小さい数を最初から「40」か「50」にした例が多いので、製品のラインアップが増えると、機種名に使える数字が足らなくなります。そのため、マイナーチェンジした機種では、数字の後に「X」と書いてあるわけです。しかし、いよいよ数が足らなくなってきたようで、最新機種には、数字4桁の一眼レフもあります。

メーカー名とブランド名

カメラの名前が、アルファベットと数字という、シンプルな構成だけで済む背景には、このほかにメーカー名が、カメラの名称の一部として、その区別に役立っている事情があります。したがって、現実的には、製品名と一緒にメーカー名も確認すると、さらにカメラの見分けが付きやすくなるわけです。なお、メーカー名と製品名の間に、ブランド名が付く例もあります。そして、同一メーカーが、複数のブランド名を使っている場合もあり、例えば、キヤノンのコンパクトデジタルカメラでは、「イクシ」と「パワーショット」という、2つのブランドで製品シリーズを展開中です。

実際のカメラ選び

以上のように、カメラの命名パターンは、非常に複雑です。でも、カメラは新製品が出ると、旧製品の生産を終了することが普通なので、最新機種を新品で買うのであれば、似たような名前の製品が2つ以上並ぶことは、原則として、ありません。だから、メーカーとグレードさえ区別できれば、カメラの購入については、特に支障はないと思います。となると、とりあえず一眼レフの場合は、メーカー名に加えて、各機種の名称にある数字の「桁」、そして、その数の大小に注目していれば、機種選びは確実でしょう。

しかし、中古製品を選ぶ場合は、グレードと新旧の違いを、名称から割り出して、そのスペックを吟味する必要もありそうです。特に、カメラの名前に使われる数字は、一見すると同じ場合でも、メーカーごとに、それが意味するグレードは異なりますから、こうした相違があることは、覚えておいたほうが良いかもしれません。

例えば、名前に「3」や「5」などが付く機種の場合は、それが製品群全体の中で、どれくらいのグレードに相当するのか、メーカー別に確かめておくべきです。また、発売時期(年式)も、「3」と「5」のどちらが先に出たのかは、各メーカーのネーミングパターンによって違うので、特に中古機を買う場合には、思い込みで錯覚しないようにご注意ください。機能や年式の違いについて、ご不明の点があれば、新品・中古いずれのカメラについても、キタムラの店舗にて、お客様のご質問を承ります。

 
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