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2009.07.17

【日食の記録撮影にも役立つ機能】
デジカメのExifデータを読む方法

日食の観察記録など、科学的なデータ収集を目的とした写真撮影では、その写真が、いつ、どのようにして撮られたかという属性情報が重要になります。それとは違ってフォトコンテストの場合は、撮影日時や撮影場所の記録が、それほど重要ではなく、キタムラ主催フォトコンテストの場合では、応募票の「タイトル」欄(必ず記入)と、「撮影地」欄(任意で記入)が別々になっているほどですが(写真を作品として見せる場合、現実的な情報は、ないほうが心象風景的で良いこともある)、科学的な観察記録の場合は、数字や固有名詞で表せる属性情報を、必ず正確に記録する必要があるのです。デジタルカメラの場合、こうした属性情報を自動的に記録できる機能が付いているので、最大限に活用したいもの。そこで、今回はデジカメが自動記録した属性情報を、後で読み出す方法について解説します。

デジカメの画像データの特徴

デジタルカメラで撮影した画像では、画像本体のデータと、カメラの設定情報などを記録した文字データの2種類が、写真1コマごとにセットになっています。設定情報などのデータは、画像内に書き込まれているわけではないので、表示と非表示をユーザーが選べます。

ファイル形式

デジタルカメラの画像ファイルは、原則として、JPEG形式で記録される決まりになっています。これは、全メーカー・全機種に共通した標準仕様です。だから、JPEGモードを選んでおけば、どのデジカメで撮った写真でも、同様にしてパソコンで再生したり、お店プリントのサービスを利用したり、家庭用プリンターでプリントすることができます。ちなみに、RAWモードでは、メーカー間の互換性がありません。

デジカメのJPEGファイルは、基本的には、ホームページなどで見かける、JPEGファイルの画像と同じもの。ただし、画像のサイズ(記録された画素の数)だけは、格段に違います。デジカメの内蔵液晶モニターで画像を再生する場合では、それがJPEG形式であることを特に意識させませんが、画像データをパソコンに転送してから、保存されたフォルダを開くと、パソコンで収集・製作した画像とまったく同じように、単なるJPEGデータの1つとして、ファイル名が表示されます。つまり、デジカメで撮った写真とは、簡単に言えば、ただのJPEGファイルなのです。

だとすれば、パソコンのファイル管理としてできることは、デジカメで撮った画像に対しても、同様に可能となります。表示順序の並び替えや、ファイル名の変更、ファイルサイズの確認、ファイルのコピーや移動なども、画像管理ソフトで写真画像を開くことなく、単なるファイル管理として扱うことができるわけです。また、撮影時点、すなわちJPEGファイルが作成された時点で、その瞬間の日付と時刻も記録されるので、どんなに大量の画像があっても、撮影順序が混乱することはありません。フィルムよりデジカメが勝っているところは、画質の問題というより、このように画像管理を一元化しやすいところにあるわけです。

Exif(イグジフ)データ

デジタルカメラの画像データは、画像本体の部分はJPEGなのですが、1つ1つの画像に、“おまけ”として、実は、いろいろな属性情報が付いています。これを、「Exif(イグジフ)」といって、デジカメを買ったとき一緒に付いているCD-ROMの画像管理ソフトを使うと、写真と一緒に、各種の撮影データなどを見ることができます。Exifデータは、全メーカー・全機種に共通の規格となっているので、原則的には、他社製デジカメに付いているソフトでも、写真画像と属性情報を表示することは可能です。ただし、特殊な撮影機能の場合は、データとしては記録されていても、他社製ソフトでは確認できないことがあります。

このExifデータには、カメラの機種名や、使用したレンズの焦点距離、絞り値とシャッター速度といった撮影データが記録されます。撮影日時だけは、ただのJPEGだけでも記録できるのですが、それ以外のカメラの機種に依存する属性情報が、別途、Exifデータに記録される仕組みとなっているわけです。これらのデータを見れば、画像の1つ1つについて、どのような状況で撮影されたのかということが、簡単にわかります。したがって、撮影データについては、デジカメならメモを手書きする必要がありません。

なお、Exifデータは、数ある情報機器の中では、デジタルカメラだけが記録するもので、後から、都合よく書き換えること(改ざん)ができません。ということは、デジカメで撮った写真の証拠能力は、Exifデータが付いているかどうかで、判別できることになります。そのため、どのデジカメでも、小さなサイズ(少ない画素数)で撮影するモードが用意されていて、縮小した画像を使いたい場合でも、Exifデータを付けられるようになっているわけです。

大きなサイズの画像(記録画素数が多い画像)を、後からパソコンでリサイズすると、その画像を保存するときExifデータが消える上に、JPEG圧縮を合計2回行うことになって(1回目は撮影時)、画質が荒れてしまいますが、撮影時にカメラ側で記録画素数を下げれば、リサイズと再圧縮保存を省いて、ちょうど良いサイズで、しかもExifデータ付きのJPEG画像を記録できます。このほうが画質と使い勝手の両方とも優れていて、ついでに記録容量の節約にもなるので、デジタルカメラだけにしかない性能を、存分に発揮することができるのです。つまり、Exifデータを活用するなら、何でもかんでも最高画質で撮れば良いというわけではない、と言えます。

Exifデータの内容

デジタルカメラの付属ソフトを使うと、1コマ1コマの写真画像について、次のような属性情報を閲覧することができます。これらのデータは、印画紙などにプリントした場合には、出てきません。

基本的な情報

ファイル名: カメラが自動的に設定する画像の名前で1点ごとに異なる
ファイルサイズ: 単位MB(メガバイト)
ファイルの種類: JPEG、RAWなど
画像の幅と高さ: 単位ピクセル(pixels)
撮影日時: 西暦年/月/日 時刻(24時制で時:分:秒)
シャッター速度: 露出時間(秒)、バルブ(B)でも実際の露光秒数を記録
絞り値: Fナンバー
露出補正: 設定した数値(補正がない場合0.0)

詳細なExif情報

メーカー名: 撮影に使用したデジタルカメラのメーカー
機種名: デジタルカメラの具体的な機種名
画像方向: カメラの縦位置・横位置
露出モード: 自動露出(プログラムAE)・マニュアル露出など撮影時点で設定したもの
フラッシュ発光: フラッシュ使用・非使用
撮像感度: ISOの数値
測光モード: 分割測光・スポット測光など
ホワイトバランス: オート・マニュアルなど
レンズ開放F値: 使用レンズの性能としての開放F値(実際に設定した絞り値と対比)
レンズ焦点距離: 光学性能としての実焦点距離
レンズ焦点距離
(35mmフィルム換算):
画像の見た目としての感覚的な画角を焦点距離で表す
デジタルズーム倍率: 倍率の数値(一眼レフではOFF)
その他: カメラの機種、および付属ソフトによって変化

表示の特徴

表示される項目の名称は、Exifデータの仕様が統一されているため、どのカメラでも、ほとんど同じです。そのため、コンパクトデジカメのように、プログラムAEのみで撮影する設計になっていて、撮影時点では露出データが数値としてモニターに表示されない場合でも、パソコン用の付属ソフトを使えば、正確な露出データをすべて知ることができます。

Exifデータの活用

写真画像に付いているExifデータを参照すると、写真映像しかない場合の見た目の感覚とは違って、より論理的に画像を選択することができます。まったく同じ被写体を撮った写真が2点以上ある場合、フィルムでは、それらを並べて、感覚的に人が見た目を判断するしかありません。しかし、デジタルカメラの場合は、写真の見た目に加えて、撮影データも比較することで、複数の候補からいずれの写真を選ぶべきか、客観的に判断できます。

ところで、デジカメの画像を見ているパソコンの液晶モニターも、実は、その表示性能にバラツキがあり、その明るさは1台ずつ微妙に違っています。また、パソコンを使う部屋の明るさ(照明の種類と強さ)によっても、画面の見え方、特に発色のしかたが異なります。そこで、モニターの見た目だけに頼って写真を選ぶと、違うパソコンで見たときなどに、同じ写真でも、濃淡の印象が違ってしまう場合があるのです。これでは、正確な判断をしているとは言い難いので、デジカメの場合、画像の選択を見た目に頼りすぎることには、何かと問題があります。

そこで、Exifデータを参照すれば、露出設定やホワイトバランスの影響なども合わせた判断が可能なので、パソコンの表示性能に左右されることなく、写真画像の普遍的な写り具合を知ることができるのです。したがって、デジタルカメラは、フィルムの時代からある芸術表現だけでなく、科学的な観察研究などの用途で使用するときにも、極めて有利な機能を装備していると言えます。

 
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