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※掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、ページ公開日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

2010.04.16

【「写真集」という言葉には、3つの意味がある】
キタムラの「フォトブック」と、それ以外の違いについて

カメラのキタムラには、DPE(写真の現像・プリント)サービスのラインアップとして、「フォトブック」という新しい商品があります。この「フォトブック」、商品説明では「1冊から作れる写真集」とされていることがあるのですが、何冊から作れるかという話よりも前に、まず「写真集」とは、どういうものなのか? ということについて、一度、まとめてご説明しておきたいと思います。写真に関連がある業界で、「写真集」という言葉を使う場合、現時点では、合計して3つの異なる意味があるので、今回は、その違いを再確認しましょう。

カメラのキタムラのDPEサービスとしての「フォトブック」の意味

カメラのキタムラにて、ご注文いただける「フォトブック」とは、印画紙にプリントした複数枚の写真を、製本した状態に仕上げ、本のようにページを開いて見られるようにしたものです。キタムラはDPEサービスを行っている会社なので、この「フォトブック」と同じ意味で、「写真集」という用語を使う場合がありますが、どちらの言葉でも、それが意味する対象は、まったく同じです。したがって、「フォトブック」といっても、正確には「本」ではなくて、写真プリントサービスの1つという位置づけとなります。同業他社のDPE店の場合でも、「フォトブック」・「写真集」という用語の意味は同じです。

キタムラのフォトブックは、DPEサービスですから、まず、お客様ご自身がデジタルカメラを使って写真を撮影し、最低20コマ分の画像データを用意してください。単純に20コマだけを撮るのではなくて、まず先に、たくさんの画像を撮影した中から、とっておきの20コマを選ぶのが、フォトブックの構成を上手に見せるコツです。なお、画像のコマ数は、20コマ以上の多数でも対応できます。

普通の写真プリントの場合、写真1コマずつが、別々のフチなし印画紙にプリントされるので、別途、アルバムを購入して、自分で写真を整理する必要がありますが、フォトブックの場合は、仕上がった時点で製本されているので、写真整理の手間が省けます。フォトブックのプリントは、写真1コマずつを、少し余白の大きなプリントとして作成。これを、まとまった枚数で束ねて製本するので、写真プリントそのものがアルバムの役割を兼ねる構造になります。

普通の写真プリント+アルバムでも、フォトブックでも、一般のお客様(消費者)が撮影した画像データを、キタムラの店に注文して、写真プリントを作る工程がある点については同じですが、お客様側で、できた後の写真をアルバムに詰める必要がないので、それだけ写真プリントを整理する作業の負担が軽くなるわけです。この点が、キタムラの「フォトブック」という「写真集」作成サービスを利用するときの、最も大きなメリットとなります。

キタムラの「フォトブック」=「写真集」は、あくまでも、写真プリントを1冊にまとめた現像・製本サービスですから、その注文は、1冊だけでもOK。キタムラのサービスは、このように少ない部数でも、見映え良く写真プリントを残したい場合などに、どなたにでも、お気軽にご利用いだだけます。

本屋さんで売っている「写真集」の意味

本屋さん(一般書店)で売っている「写真集」は、キタムラの「フォトブック」を意味する「写真集」とは異なります。「写真集」と日本語で書かれた文字は同じでも、それが指す意味が違うので、それぞれに用語を使い分けて覚えてください。一般書店で売っている「写真集」には、大きく分けて2つの種類があります。

写真家の作品集

主にプロ写真家が、風景や動植物などを被写体として撮影した写真作品を、書籍の形にまとめたものが、典型的に「写真集」と呼ばれます。写真業界(出版業界ではない)における狭義では、単に「写真集」とだけ言う場合、このタイプのような、写真家による写真作品集としての書籍を指します。本のタイトルは、「○○○○写真集」となり、「○○○○」のところには、著者である写真家の個人名が入ります。そのほかに、被写体などの内容を示す、サブタイトルが付くことが普通です。このようなタイトルの表記方法は、次に挙げるアイドル写真集の場合とは違うので、区別してください。写真家の作品集としての写真集は、書籍のジャンルでは「芸術」に分類され、その意味では、写真も、絵画や版画と同じように、芸術作品としての価値を持つものとして扱われます。しかし、この点を逆から考えると、いまどきの世間でいう「写真集」の全体には、芸術的な写真作品の本という以外の意味もあることになるので、必ずしも、「写真=芸術」という社会的合意が、一義的に成立するわけではないという背景も、透けて見えるでしょう。しばしば、「芸術は、わかりにくい」と言われることがありますが、そこでは、こういった見解の相違も関係しているようです。

アイドルタレントのグラビア集

被写体が風景などではなくて、アイドルタレントなどの有名人であり、そのグラビア写真(肖像)を集めた本についても、一般的には「写真集」と呼ばれます。写真芸術や写真家には、まったく興味がない一般の人が、前置きなしで「写真集」という言葉を聞いた場合は、こちらのような、アイドルタレントのグラビア集という意味で受け取ることのほうが、おそらくは普通だと思われます。また、アイドルタレントの写真集の場合は、言葉の言い換えで、「フォトブック」と呼ばれることがあります。この点は、キタムラのDPEサービスである「フォトブック」と用語を混同しやすいので、誤解のないように区別して覚えてください。アイドルタレントの写真集の場合でも、タイトルは「○○○○写真集」となっていることが多く、「○○○○」のところには個人名が入りますが、こちらの場合では、写真家の名前ではなくて、被写体となったアイドルタレントの名前がタイトルに入ります。その点では、同じように本屋さんで売っている書籍の「写真集」であっても、写真家の作品集と、アイドルタレントのグラビア集では、まったく考え方が違うわけです。なお、アイドルタレントの写真集では、撮影を担当したカメラマンの名前は、別途、「撮影/○○○○」として併記されています。アイドルタレントの写真集は、一般書店の棚では、「芸能」などのジャンルに分類されていることが多いよう、写真家の作品集とは売り場が異なることがあります。

DPEサービスの「フォトブック」と、本屋さんにある「写真集」の違い

本屋さん(書店)で売っている「写真集」は、写真家の作品集であれ、アイドルタレントのグラビア集であれ、キタムラなどDPE店の「フォトブック」とは、まったく商品特性が異なるものです。

書店にある「写真集」は、あくまで書籍の一ジャンルであって、本そのものが商品。出版社が刊行し、取次店を経由して、書店が販売しています。こちらの意味での「写真集」において、掲載されている写真を撮影した人は、基本的にはプロの写真家ですから、読者は「写真集」という本を買うことで、プロ写真家が撮った写真を見るわけです。

なお、写真集の内容を作った写真家を、出版用語では「著者」といいます。また、掲載する写真をまとめ上げて本の形に編集し、出版物として商品化するまでの仕事を行う、出版社側の代表者・責任者のことを「発行人」といいます(著者とは違う立場になる人です)。「発行人」は、大手出版社の場合は、担当編集部の部長が、中小出版社の場合は、その出版社の社長が務め、その役職にある人の個人名が、部長や社長などの肩書きなしで、単に「発行人」として、書籍の中に掲載されることが普通です。

このとき、本の「著者」である写真家と、「発行人」が経営する出版社は、その本1タイトル(この場の文脈では書籍である写真集のこと)を作ることだけを目的として、出版契約を結んだ関係にあります。したがって、「著者」は、出版社に雇用された社員ではありません。学生さんでも簡単にわかるような表現で言い替えると、写真家が、自分で撮った作品で写真集を出すために、「出版社に就職する」という考え方はあり得ません。著者は、あくまで著作物というモノを本にする上での権利だけを、出版社に供与した形になるわけです。

ちなみに、「発行人」は出版社側の責任者なので、ある1タイトルの本以外にも、同じ出版社から刊行された、ほかの著者による本を、たくさん発行しています。したがって、同一の出版社から刊行された本であれば、そのすべてに、同じ「発行人」の名前が載ることになるわけです。とはいえ、本を読むときに、「発行人」の名前まで気にしている読者は、出版業界の関係者以外には、ほとんどいないでしょう。「著者」の名前は、本の表紙にも記載されているので、すぐにわかりますが、「発行人」の名前は、表紙には書かれていないので気が付かないことが多いものです。なお、「発行人」の名前を知りたいとき、ネット検索だけで調べて済ませることは難しいので、知りたい場合は実際に本を入手する必要があります。

ところで、本屋さんで売っている写真集の場合は、同じ写真原稿をもとに、発売開始時点から大量の部数が制作され、十分な在庫を用意してから、書店ルートで流通し、一般読者に販売されます。だから、書籍としての「写真集」は、1冊だけ作るということはなくて、1タイトルの制作部数は、どんなに少なくても500部以上で調整されることが普通です。また、これだけ大量な部数を作る場合は、写真集であっても、露光・現像を伴う印画紙に写真を焼き付けるのではなく、業務用の印刷機で、インクを使って印刷することになります。DPEサービスである「フォトブック」の説明で、わざわざ「1冊から作れる」と書いてあるのは、このような書籍としての写真集(出版)とは違うものであることを、はっきりと示す意図もあるわけです。

DPEサービスである「フォトブック」は、あくまで印画紙を使った写真のプリントと、製本加工を組み合わせた、受注生産の商品であるため、書籍の「写真集」のように在庫を持つことや、不特定の第三者(一般読者)に販売されることは、ありません。「フォトブック」を作るための写真を撮影するのは、一般のお客様(いま、これを読んでいる「あなた自身」のこと)で、その写真を「フォトブック」として注文・購入するのも、お客様ご自身となるわけです。

このように、それぞれ同じように「写真集」という一つの用語を使っていても、書籍の写真集と、DPEの「フォトブック」では、意味がまったく違います。この点を言い替えると、キタムラで「フォトブック」を作った場合、それを作文で書くときの国語表現では、「写真集を出版した」とは言いません。「出版」という表現を使う場合、それは書店流通の書籍を、出版社から刊行した状態だけを指します。そのため、キタムラで「フォトブック」を作る場合を指す国語表現は、やはり「フォトブックを作る」という言い回しになるわけです。

書籍としての「写真集」の見分け方

本屋さんで売っている書籍としての「写真集」と、キタムラで売っているDPEの「フォトブック」を見分けるには、製本された状態で、書籍本体の最後の1ページに当たる部分を開いて、そこで以下の記述について、掲載の有無を確認します。この部分に書いてある本のデータを「奥付」(おくづけ)といい、書店流通する書籍であれば、写真集分野でも、それ以外の分野の本でも、必ず、ここに次のような書籍データが記載されています。一方で、DPEの「フォトブック」には、「奥付」がありません。

【奥付の主な記載内容】
-本のタイトル: 本の題名(表紙にも掲載される)
-著者: 本の原稿を書いた人、写真集では収録された写真を撮った写真家のこと、内容に著作権を持つ
-発行日: 本が書店に並んだ最初の年・月・日 -ISBN: 書籍コード、書店販売される正規の本に必ず付く識別番号、注文や在庫の補充に利用する
-発行人: その本を刊行した出版社の代表者、中小では社長、大手では担当編集部の部長など
-発行元: 出版社(企業)の名称と連絡先
-価格: その本の値段、現在では奥付から省略され、表紙カバーに価格が記載される例が多い
-編集: 本の編集を担当した人やプロダクション会社、発行元にとっては編集業務の外注委託先(下請け)
-印刷: 本の印刷を担当した会社、発行元の出版社にとっては、印刷・製本業務での外注委託先(下請け)
(編集プロダクションや印刷業者は、版下デザインや編集作業の進行管理のみを行い、内容には関わらない。)

ここで注目したいのが、「発行日」。本の奥付にある「発行日」を確認すれば、読者が本を読んだ時点から見て、その本が作られた当時の世相や時代背景まで、推測することができます。写真集の場合は、いちいち回りくどく言葉で書いた説明が付かないことも多いので、こういったところからも、作者の写真表現の意図を知ることができるわけです。

DPEの「フォトブック」の場合は、書籍でいう奥付がありませんから、キタムラで制作を注文するとき、文字を記載できる部分を使って日付も入れておくと、やがて年月が経ってからもう一度、その写真を見たときに、きっと良い思い出になるでしょう。詳しくは、カメラのキタムラのホームページで、「フォトブック」のボタンをクリックして、表示された画面で商品説明をご覧ください。

 
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