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おでかけ Vol.4

都市風景を撮る

建物に近づいたり、遠ざかってみたり、周囲を一周してベストな視点をみつける

ステキに撮る
3つの
ポイント

  1. 林立するビル群ではひと目でねらいがわかる画面構成にする
  2. 窓への映り込みがかっこいい撮影ポイントを探す
  3. 直線が多い構図では水平が傾かないようにする

脇役はシルエットにし、主役を引き立てる

主役は夕日を受けて輝いてるが、手前の額縁用の建物は日陰になっているため、オートで撮ると手前の建物が明るく写ってしまう。主役を引き立てるために、露出をマイナス補正して額縁となる部分を暗く写るようにするとよい。

主役を活かすために自分で動く

ここでは、額縁と中央のビルの大きさのバランスが重要になる。前に出すぎると主役は小さくなるし、後ろに下がれば主役が大きくなる。右に移動すれば主役は左へ移動する。額縁に対してちょうどいい位置・大きさになるような場所に自分で動く。

建物の水平・垂直を正確に

建物を額縁に見立てて撮影する際には、枠となる部分の形、大きさ、配置に注意する。作例の場合、建物の水平・垂直が傾かないように注意した。また、手前の建物が額縁になるように、画面いっぱいに配置した。

撮影状況

これから日没という時間帯。自分がいる場所と目の前の建物は近くの高層ビルの陰になっていて日が当たっていません。正面のビルが太陽を反射して光りだしたので、慌ててよいポジションを探してるときに出会った建物を額縁に見立てて撮影した。

CAMERA DATA

カメラ リコーR8
撮影モード オート
露出 -1
ISO 100
WB 太陽光

建物のパターンで画面構成を決める

作例は、右半分は円筒形の繰り返し、左半分は四角い窓の連続というふたつのパターンを一枚の画面に入れている。違う要素を一枚に収めるときは、片方のパターンを大きく扱うことで変化を出す。画面を真っ二つにすると、写真の出来上がりが面白みに欠ける。

撮影テーマの内容を、被写体の素材がカバー

メタリック素材は、都市風景によく似合う。オブジェ全体ではなく一部を切り取り、背景にビルの直線を配置することで都会ならではの一枚になる。テーマそのものだけではなく、テーマにあった質感の被写体を見つけることが大切。

シルエットをポイントにする

建物だけではどうしても同じような構図になってしまうので、ときには人を入れて撮ってみると無機質な中に温かみが生まれる。建物をメインにするときは、人物の表情やきている洋服の色が消えるシルエットが効果的。

スポット的な光が、見慣れた景色を変える

時間帯によって一部だけに太陽の光が当たって反射することがある。そのような時は、スポットがあたっている場所が主役。スポット部分を活かすためには、露出をマイナス補正して暗い場所をそのまま暗く残すようにするとよい。

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