修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2009.05.11
ブログ記事:端午の節句(柏餅)を書きましたら、疑問に対し蕎麦友から自宅にメールが返ってきました。
http://kitamura.jp/photo/repairer/2009/re363.html
「興味がわいたのでネットで調べたら。
柏もちの葉っぱ、、、、茶色と緑があるのですが、どう違うのでしょうか????
葉の使い方は、小豆餡は葉の表を見えるようにして包み、白味噌餡は葉の裏が見えるように包む、という決まり(守貞謾稿)が昔はありました。
伝統的なのは茶色の葉ですが、緑の鮮やかな葉、香りの強いものなど店によって様々です。
仙太郎のように、こし餡は緑色の葉、味噌餡は茶色の葉で包み、両者を区別している店もあります。
鶴屋吉信の柏餅は、こし餡は葉が茶色で、小倉餡(粒餡)は葉が緑色になっています。
本来、柏餅の出回る時期は端午の節句前後ですが、新暦の5月5日では柏の葉がそれほど大きくなっていないため、柏餅の葉は昨年度の葉を貯蔵したもので、そのために茶色に変色してしまっているそうです。
近頃では、もっと暖かい国から柏の葉を輸入しているので緑の葉も多く使われるようになったのだそうです。」
そして、日々、何気なく食べていましたが、掘り下げると面白いでしょう。今や柏の葉も輸入物とか、日本文化も完全に海外依存です。
因みに同じ職場の家族は柏の葉も食べてしまうとか!
えぐく無いのでしょうか?
そうしましたら、詳しく調べてくれました。
「最近のニュースでは
三重県菰野町の菰野小学校で、給食で出た柏餅に付いていたポリエチレン製の人工葉を、4~6年生の20人の児童が誤って食べていたことが3日分かった。
2日の給食のデザートとして出された柏餅は名古屋市の食品会社が製造したもので、包装に「天然葉を使用し、食べても人体に影響はない」と天然葉を使用した際の表示を誤って記載しており、児童は表示を見ながら食べたという。
同町教育委員会の調査では、誤飲しても人体には影響がなくそのまま体外に排出されるといい、これまでに体調の異常を訴えた児童はいない。
ネットでは「子供たちに何もなくて良かった」や「こんな間違いは絶対になくしてほしい」との意見もある一方、「柏餅の葉は食べないだろう。誰か教えてあげなかったんだろうか」と周囲の大人の態度を心配する意見が多いが、どうやらそうではない理由がありそうだ。全国どこでも柏餅には柏の葉というわけではなく、餅を包むのに適した柏の葉が取れにくい地域ではユリ科のサンキライ(サルトリイバラ)の葉が使われており、サンキライの葉で作った餅は“柏餅”“さんきらい餅”“さんきら餅”などと呼ばれている。
餅と一緒に必ずサンキライの葉を食べるわけではないが、中には葉ごと食べる人もいるそうだ。菰野町の特産品は“さんきら餅”で、“人工葉”は柏の葉ではなかったのではないだろうか。ポリエチレン製の人工葉がどの程度精巧に作られていたかは定かでないが、今回の件は食の地域性によって誤食された可能性が高いのかもしれない。
三重県の小学校の給食で出された柏餅についていた葉っぱが、人工葉だったのに4~6年生20人が食べてしまったとのこと。包装に天然葉使用と書いてあったらしい。
全校生徒978人のうち、親の言いつけを守る従順な小学生トップ20が食べてしまったのかな。「葉っぱは一緒に食べるものだよ」と言われてたんでしょうね^^
3年生以下は「固いから食べない」「食べられそうもないものは食べない」という生き物として正常な判断をしたのでしょう。ちなみに私は葉っぱを食べない派。つい先日、近所の和菓子屋で買った柏餅を友人と一緒に食べた時にも、葉っぱを食べないのを「小学生並」と馬鹿にされましたが、「固いし、美味しくないから嫌だ!」と断固として食べませんでした。」
以前のブログ記事:葉は食べるのか?食べないのか?
https://www.kitamura.jp/photo/repairer/2009/re308.html
日本的文化としての雛祭りや端午の節句の和菓子を取り上げてみましたが、それぞれに地域文化の違いが見られまして興味深く見つめ直す事が出来ました。
因みに、私は、桜の葉は食べますが、柏の葉は食べません。
日本橋店中古売場 田口由明
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