昨年12月、ミノルタからαシリーズ最上位機種としてα-9が発売されました。プロやハイアマ向けに発売された、待望の最高級35mm一眼レフカメラです。カメラのキタムラでは「ミノルタの70年に及ぶ技術の集大成」としてリリースされた、この新たなフラッグシップ機α-9に注目し、カメラ担当バイヤーの岩 が直接ミノルタ(株)におじゃまして、その優れた先進性と信頼性をおうかがいいたしました。
■撮影者の気持ちに応えるαシリーズを
超えたミノルタの技術の集大成
ミノルタからはこれまでにα-9000、α-9xiと、α-9シリーズの上位機種として、高級35mm一眼レフカメラ2機種が発売され、キタムラのお客様方にもご好評をいただいているのですが、今回のα-9で3機種目になるのですが、α-9については、これまでのαシリーズとは少し異なるようです。
「シリーズを超えた、ミノルタαシステムの最上位機種として位置づけています」と話すのはミノルタ株式会社のカメラ第2開発部主任の岡崎純氏。「これまでの2機種を発売した後も、お客様から次の最上位機種を望まれていたのですが、今回はコンセプトといたしまして、プロカメラマンや写真愛好家の期待に応えられるような最高レベルの機能、性能、信頼性、耐久性、操作性、拡張性を全て兼ね揃えた最上位機種。ミノルタとしましても70年の集大成として、3年半の開発期間をかけ、発売に至りました」。プロをはじめとした多くのユーザーの意見に耳を傾けながら、商品企画に1年を費やし、プロに向けての技術開発に1年、その次の年から具体的な製品設計に入り、数多くの試作を繰り返したということです。 |