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種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

2017.06.09【Vol.325】

6月初旬の公園を散策してみました

公園の新緑

公園の新緑

公園の新緑

本州各地で梅雨入りを迎え始めました。都内でも曇り雨の日が続き少し鬱陶しい季節です。そんな梅雨前の晴れ間を狙って、東京目黒区と品川区の境にある林試の森公園を散策してみました。

林試の森という名前のとおり、公園は大きな樹木で覆われていて日影が多く、また小さな川も流れているので、公園の外の暑さとは、うって変わって涼しく過ごせました。まだまだ新緑が盛りです。木漏れ日によるスポット光を浴びる草花の風景、透過光の新緑、川面に映る新緑の青々とした景色など、足元から頭上までいろいろと目をやると沢山の被写体が見つかりました。

作例にあるスポット光を浴びたドクダミは、マイナス補正(-2)で撮影することで周辺の日影の部分を暗くつぶしてスポットで光の浴びる部分が目立つように撮影しています。写りこみの写真は新緑の写りこみにピントを合わせるか、もしくは水の表面にピントを合わせるか2つの方法があります。水に動きがなく、新緑の姿形を表現するのであれば、写りこみの部分にピントを合わせるといいですし、今回の作例のように水に絶えず動きがある場合は、水面にピントを合わせ、新緑のキレイな緑色に染まる揺らめく水の動で表現してみるといいでしょう。

なお今回のように快晴時に新緑を撮影する際のWBですが、AWBでもキレイに新緑の緑は出てくれますが、やや赤色が弱く感じられるときもあり、その際は太陽光に設定するといいでしょう。青々とした緑に赤みが加わりキレイな黄緑色を見せてくれます。撮影時の陽の強さや被写体への当たり方、時間帯でも色温度は変化していきますので、自分にとってキレイと思える色が表現できるWBを探ってみてください。

今回の撮影時に気がついた反省点は気温が高かったとはいえ半袖で行ったことです。すぐに虫にやられてしまい、撮影中に虫さされのかゆさが気になってしまいました。梅雨に入り曇りや雨の日が多くなりますが、一時の晴れ間や雨上がりに見える小さな風景を探しに近所の公園で被写体を探してみてはいかがでしょう。

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