季節感がよく表れていました。多かったのが、芋掘りや稲刈りなどの収穫風景を撮ったものです。屋外での撮影により画面に動きもあり、こども達が自然の中でのびのびとしている表情が印象的でした。また、他の季節と異なり空気が澄んでいるので、空の色や紅葉の背景、さらには秋の日ざしなどで、華やかな色が写し込まれたドラマチックな作品が数多く集まりました。 |
審査員 沼田早苗氏
ぬまたさなえ/1968年大竹省二氏に師事。1978年フリーの写真家となり商業写真、取材写真を手がけ、ライフワークとして著名な男性のポートレイトを撮影。写真展には「私の写交録」「みんな・みんな・蒼き狼」「もう一人の日本人」などがある。 |
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カメラ:ペンタックス レンズ:200mm
絞り:f5.6 シャッタースピード:250
フィルム:フジカラー400
グランプリ寸評:秋の日ざしを実にうまく計算しています。逆光の特性を活かすことで、バックの紅葉の軽やかさがきれいに出ました。こども達の髪の毛もきれいに光り、こどもらしい柔らかさがよく表現されています。4人とも同じ服装と髪形をしていますが、表情や手のポーズが違っていることで変化がついて、とてもかわいい作品になっています。 |
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