暖かい日が多かったので季節感を表現するのが難しかったと思いますが、昨年の秋と同様に芋掘り・稲刈りや運動会の作品が多く集まりました。全体の印象として、子どもたちのイキイキとした表情は皆さんうまくとらえていますが、バック処理がなかなか難しかったようです。今回は特に上位のレベルが高く、その差は僅かで選考には苦労しました。瞬間的なシャッターチャンスをとらえた作品が多いので、バック処理の上手さが上位に入るポイントだと思います。 |
審査員 沼田早苗氏 ぬまたさなえ/1968年大竹省二氏に師事。1978年フリーの写真家となり商業写真、取材写真を手がけ、ライフワークとして著名な男性のポートレイトを撮影。写真展には「私の写交録」「みんな・みんな・蒼き狼」「もう一人の日本人」などがある。 |
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カメラ:ニコンFM2
レンズ:ニッコール35-135mm
グランプリ寸評
双子の子どもが七五三を楽しんでいる様子が画面いっぱいに表現されています。部屋の中でこれだけ動きを出して、大きなポーズでふたりまとめて撮るというのは難しいのですが、表情も良く、動きもきっちり止まっています。良いタイミングでとらえられている作品です。 |
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