春ということで花を被写体にした作品が多く集まりましたが、花は基本的にきれいなので、その美しさに惑わされてしまいがちです。花をメインのテーマに選ぶのは難しいかも知れません。デジタルカメラが普及してからの傾向ですが、わざわざ遠くまで写真を撮りに行ったものではなく、身近なペットや散歩の途中で撮った作品などが増えています。どのような条件でも結構よく写せるのがデジタルカメラのメリット。以前では写せなかったものが写せるようになってきています。身近なものをもっとよく見つめて撮った作品に期待します。 |
審査員 サンダー平山氏
サンダーひらやま/1956年千葉県出身。日本大学文理学部物理学科自主卒業後、日本写真芸術専門学院発展的除籍。CMカメラマン、ファッションカメラマンなどの助手を経験した後にテレビ屋もかじる。つまり助手経験めちゃくちゃ豊富。そしていつのまにかサンダー平山となる。著書とっても多数。 |
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カメラ:キヤノン パワーショットA20
グランプリ寸評
“ネコパンチ”の瞬間だと思いますが、やはり一緒に暮らしている家族との信頼感があるからこのような仕草をしているのでしょう。愛情が詰まった写真だと思います。このような瞬間は狙っていてもなかなか撮れるものではありません。猫がカメラを意識していない瞬間にシャッターを押せたということが大事。決定的瞬間は自分が意図していない時に写せるものです。 |
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