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2013 vol.11 秋山庄太郎記念「花」写真コンテスト2013入賞作品発表!! 応募総数約3,078点

写真家秋山庄太郎のライフワーク「花」。図鑑的な植物写真ではなく、写真芸術としてとらえ続けました。「美しい花をより美しく撮る」。それが、秋山庄太郎の花写真の原点です。秋山庄太郎創始による、「『花』写真コンテスト」は、2002年の第1回から数え、11回目を迎えました。「写真芸術の振興」と「福祉支援」、コンテストの志は、今も受け継がれています。

「今年も来たなァ」荻山清和(岐阜県)グランプリ

※敬称は略させていただきました。

特選

「芳(かんば)し」河又昭男(栃木県)
「芳(かんば)し」
河又昭男(栃木県)
「ポピー」染谷とし子(千葉県)
「ポピー」
染谷とし子(千葉県)
「南国の風をのせて」太田有美子(神奈川県)
「南国の風をのせて」
太田有美子(神奈川県)
「ひまわりの万華境」千田公一(神奈川県)
「ひまわりの万華境」
千田公一(神奈川県)
「初夏模様」上島信一(長野県)
「初夏模様」
上島信一(長野県)
「天空の朝顔」奥中紀一(滋賀県)
「天空の朝顔」
奥中紀一(滋賀県)
「かたらい」長岡曉(大阪府)
「かたらい」
長岡 曉(大阪府)
「ファミリー」山縣直幸(広島県)
「ファミリー」
山縣直幸(広島県)
「高原の風」江口誠(熊本県)
「高原の風」
江口 誠(熊本県)

準特選

「天髙く」塩浜郁夫(北海道)
「天髙く」
塩浜郁夫(北海道)
「艶めく」大津秀則(青森県)
「艶めく」
大津秀則(青森県)
「春に誘われ」岩崎潔(宮城県)
「春に誘われ」
岩崎 潔(宮城県)
「環境改善」丸森勝造(茨城県)
「環境改善」
丸森勝造(茨城県)
「はじける陽光(紫陽花)」井村敏也(茨城県)
「はじける陽光(紫陽花)」
井村敏也(茨城県)
「流れにシンクロ」田宮与四郎(栃木県)
「流れにシンクロ」
田宮与四郎(栃木県)
「渓流を飾る」川田武男(栃木県)
「渓流を飾る」
川田武男(栃木県)
「可憐」小坂明(群馬県)
「可憐」
小坂 明(群馬県)
「清流に咲く」阿部立子(埼玉県)
「清流に咲く」
阿部立子(埼玉県)
「清楚に咲く」巻島秀男(埼玉県)
「清楚に咲く」
巻島秀男(埼玉県)
「熊凱草(くまがいそう)の森」神久文江(埼玉県)
「熊凱草(くまがいそう)の森」
神久文江(埼玉県)
「ワイングラス」中島保子(千葉県)
「ワイングラス」
中島保子(千葉県)
「春の歓び」山本幸子(東京都)
「春の歓び」
山本幸子(東京都)
「優しさにつつまれて」舘弘美(東京都)
「優しさにつつまれて」
舘 弘美(東京都)
「ダリア」松本三男(東京都)
「ダリア」
松本三男(東京都)
「常夏のマーメイド」山田信一(東京都)
「常夏のマーメイド」
山田信一(東京都)
「水鏡の精」繁山高一(東京都)
「水鏡の精」
繁山高一(東京都)
「渓谷の一輪」石原義信(東京都)
「渓谷の一輪」
石原義信(東京都)
「陽春」谷口晃(神奈川県)
「陽春」
谷口 晃(神奈川県)
「語らい」坂巻富志子(神奈川県)
「語らい」
坂巻富志子(神奈川県)
「百合の目覚め」森林美奈子(長野県)
「百合の目覚め」
森林美奈子(長野県)
「垂れ桜幽玄」池田豊(長野県)
「垂れ桜幽玄」
池田 豊(長野県)
「かわいい妹です」皆川功(新潟県)
「かわいい妹です」
皆川 功(新潟県)
「畔に彩り」宇田裕(新潟県)
「畔に彩り」
宇田 裕(新潟県)
「ネコヤナギ」可児芳春(岐阜県)
「ネコヤナギ」
可児芳春(岐阜県)
「菊華輝姿」大矢信吾(愛知県)
「菊華輝姿」
大矢信吾(愛知県)
「フラダンス桜」佐藤二郎(三重県)
「フラダンス桜」
佐藤二郎(三重県)
「金色(コンヂキ)に咲く」清水三喜男(滋賀県)
「金色(コンヂキ)に咲く」
清水三喜男(滋賀県)
「早春」塚本元(大阪府)
「早春」
塚本 元(大阪府)
「チューリップ畑」小寺澤啓司(兵庫県)
「チューリップ畑」
小寺澤啓司(兵庫県)
「純白の花嫁」松田夕香(兵庫県)
「純白の花嫁」
松田夕香(兵庫県)
「ラスト・ランナー」原田妙子(岡山県)
「ラスト・ランナー」
原田妙子(岡山県)
「幽玄の美」林田弘行(広島県)
「幽玄の美」
林田弘行(広島県)
「フジのタイムトンネル」委細哲也(福岡県)
「フジのタイムトンネル」
委細哲也(福岡県)
「秋彩の庭」清家道子(福岡県)
「秋彩の庭」
清家道子(福岡県)
「朝日の中で」大西展子(福岡県)
「朝日の中で」
大西展子(福岡県)
「みぃ~つけた」清水舞子(福岡県)
「みぃ~つけた」
清水舞子(福岡県)
「花模様」森田昭代(福岡県)
「花模様」
森田昭代(福岡県)
「花のあるブルージュの水景」大和遼(福岡県)
「花のあるブルージュの水景」
大和 遼(福岡県)
「決闘」河野純一(鹿児島県)
「決闘」
河野純一(鹿児島県)

入選

「気髙く」畠山陽子(北海道)
「気髙く」
畠山陽子(北海道)
「貴婦人」大道寺市三郎(山形県)
「貴婦人」
大道寺市三郎(山形県)
「凜として」松延洋子(茨城県)
「凜として」
松延洋子(茨城県)
「母の日に」堀井憲(茨城県)
「母の日に」
堀井 憲(茨城県)
「おひさま」松本フミ子(栃木県)
「おひさま」
松本フミ子(栃木県)
「真紅」土谷聡志(埼玉県)
「真紅」
土谷聡志(埼玉県)
「コスモス」芥川宣行(埼玉県)
「コスモス」
芥川宣行(埼玉県)
「幸せの園」高橋恵子(埼玉県)
「幸せの園」
髙橋恵子(埼玉県)
「Rose」菊池雄介(埼玉県)
「Rose」
菊池雄介(埼玉県)
「漆黒の白Ⅰ」幕田範之(千葉県)
「漆黒の白Ⅰ」
幕田範之(千葉県)
「涼しい朝」伊藤昇司(千葉県)
「涼しい朝」
伊藤昇司(千葉県)
「日光浴」赤穂一樹(東京都)
「日光浴」
赤穂一樹(東京都)
「陽春に映えて」宮坂幸輝(東京都)
「陽春に映えて」
宮坂幸輝(東京都)
「梅雨のころ」矢島勲(東京都)
「梅雨のころ」
矢島 勲(東京都)
「秋風そよぐ」依田淳逸(東京都)
「秋風そよぐ」
依田淳逸(東京都)
「めざめ」木村和美(東京都)
「めざめ」
木村和美(東京都)
「春色のハンカチーフ」渡部貞則(東京都)
「春色のハンカチーフ」
渡部貞則(東京都)
「煌き」谷山誠四郎(東京都)
「煌き」
谷山誠四郎(東京都)
「おだやかな春」鈴木芳江(東京都)
「おだやかな春」
鈴木芳江(東京都)
「諸葛菜」内藤健一(神奈川県)
「諸葛菜」
内藤健一(神奈川県)
「河骨」小柴宗子(神奈川県)
「河骨」
小柴宗子(神奈川県)
「露の花」上條正博(長野県)
「露の花」
上條正博(長野県)
「サンジソウ」植木勤(長野県)
「サンジソウ」
植木 勤(長野県)
「ヒマラヤンブルー」宮島順子(長野県)
「ヒマラヤンブルー」
宮島順子(長野県)
「美人姉妹」渡辺隆(新潟県)
「美人姉妹」
渡辺 隆(新潟県)
「霧に咲く」高野格(新潟県)
「霧に咲く」
髙野 格(新潟県)
「精爽(せいそう)に咲く」風間ヤヨエ(新潟県)
「精爽(せいそう)に
咲く」
風間ヤヨエ(新潟県)
「夢華」中林重英(新潟県
「夢華」
中林重英(新潟県)
「春の輝き」田中博子(新潟県)
「春の輝き」
田中博子(新潟県)
「暮れ行くそば畑」川合久司(岐阜県)
「暮れ行くそば畑」
川合久司(岐阜県)
「満開」光田美恵子(愛知県)
「満開」
光田美恵子(愛知県)
「カモミールの親子」浅井十像(愛知県)
「カモミールの親子」
浅井十像(愛知県)
「向日葵」道家晴規(愛知県)
「向日葵」
道家晴規(愛知県)
「元気いっぱい」早川和宏(京都府)
「元気いっぱい」
早川和宏(京都府)
「寒い朝」中根敏之(京都府)
「寒い朝」
中根敏之(京都府)
「花火」国政寛(大阪府)
「花火」
国政 寛(大阪府)
「いやし」坂本昭雄(大阪府)
「いやし」
坂本昭雄(大阪府)
「夜中の目覚め!」楠本安男(大阪府)
「夜中の目覚め!」
楠本安男(大阪府)
「快活なダリヤ」三谷浩(兵庫県)
「快活なダリヤ」
三谷 浩(兵庫県)
「赤い実」入間川明雄(兵庫県)
「赤い実」
入間川明雄(兵庫県)
「にっこり」宮本康雄(岡山県)
「にっこり」
宮本康雄(岡山県)
「カカオの花咲く」沖山徹(広島県)
「カカオの花咲く」
沖山 徹(広島県)
「庭の貴婦人」宮下武博(香川県)
「庭の貴婦人」
宮下武博(香川県)
「朝焼けに咲く」浅田千代子(高知県)
「朝焼けに咲く」
浅田千代子(高知県)
「ほこらしげに」川島保子(福岡県)
「ほこらしげに」
川島保子(福岡県)
「冬の華」木下泰子(福岡県)
「冬の華」
木下泰子(福岡県)
「寄って見れば」村岡都佳子(福岡県)
「寄って見れば」
村岡都佳子(福岡県)
「何かなぁ」首藤儀一(大分県)
「何かなぁ」
首藤儀一(大分県)
「春の雨やんで」田辺紀子(大分県)
「春の雨やんで」
田辺紀子(大分県)
「春のカーニバル」川畑雅代(鹿児島県)
「春のカーニバル」
川畑雅代(鹿児島県)


総評:花の思いを写真に込めて

審査員 丹地敏明 氏
総評 グランプリ作品は、毎年、園児達がこの場所に来て、真っ盛りの花を付けて待っていてくれた、という気持ちを込めた素敵な写真だなと思いました。“今年も来たなァ”と、園児達と同じ気持ちになって撮っている作者がいます。写真撮影で“出会い”は非常に大事です。これを感じながらその心を写して帰る、常にそういう気持ちで写真を撮ることを教えてくれている写真作品ではないかと感じました。写真を楽しむ、そして新しい写真を追求することが、これから求められると思いました。
たんじ としあき/1936年広島県福山市生まれ。1963年山田書院写真部を経てフリーランスとなる。国内外ともに旅にまつわる取材が多く、風景・生活・民芸・工芸など撮影対象は多岐にわたる。第21回全国カレンダー展で通産大臣賞受賞。「西表国立公園郵便切手」「小笠原国立公園郵便切手」の原写真撮影者。出版物に丹地敏明写真集『沖縄』(主婦と生活社)、写真集+ CD-EXTRA『水の調べ・An Enchanting Melody of Water』(DDN)、「美しい日本・四季の名景」(日本写真企画)など多数。「美しい日本の歴史的風土100選」選定委員(平成19年)、日本写真家協会会員、日本写真協会会員、日本風景写真協会名誉会員。 審査員 鈴木理策 氏
総評 目の前の状況をどう写真にするかの判断が先についていて、撮り口や撮影方法がパターン化している応募作が多い様に感じました。自分が見ているものとカメラで写るものは違います。その差を楽しむ為にも、撮影時には前後左右に動いたり、光を待ったりといったフットワークが出てくると良いと思います。被写体に出会った瞬間の「撮りたい!」という瞬発力、その力が画面に表れている写真に魅力があると思うので、そのことを大切にして頂ければ良いのではないかと思います。
すずき りさく/1963年和歌山県新宮市生まれ。1990年初個展。時間や記憶、場所の気配など、視覚に収まらない感覚を主題とする作品を発表。写真集に『White』(edition nord,2012年)、『熊野、雪、桜』(淡交社, 2007年)等。 受賞歴:第25回木村伊兵衛写真賞(2000年)、第22回東川賞・国内作家賞、平成18年度和歌山県文化奨励賞(共に2006年)、写真協会年度賞(2008年)。 作品収蔵先:東京国立近代美術館、東京都写真美術館、川崎市市民ミュージアム、青森県立美術館、ヒューストン美術館(Texas,USA)、国際写真センター(NY,USA)、プリンストン大学美術館(New Jersey,USA)等。 審査員 上野正人 氏
総評 過去の入賞作品の追体験をしているような応募作品が多くみられたのがちょっと残念です。今年からスマホでの撮影もOKとなり、守備範囲が広がってきています。撮り方も従来の型や枠、先入観にとらわれず、ご自分の心の赴くままにたのしく撮っていただきたいと思います。グランプリは、自然のなかで人を迎えていく木の存在を、「出会い」というかたちで捉えている点もおもしろいですね。写真芸術はタイトルを含めた総合芸術だと私は考えていますので、木を擬人化したこのタイトルは、説得力があると感じました。
うえの まさと/1954年東京都大田区に生まれる。法政大学法学部法律学科卒業、同文学部博物館学芸員課程修了。出版社編集部勤務後、フリーエディターとして企画編集制作、取材、執筆に従事する一方、学芸員として展覧会企画、障がい者が働けるミュージアム、養護学校で写真の授業・指導に携わる。2002年、『第1回秋山庄太郎「花」写真コンテスト』を岳父秋山庄太郎らと企画し、審査や運営に携わってきた。秋山庄太郎没後、秋山庄太郎写真芸術館の設立と運営、各地での秋山庄太郎展や講演、秋山の遺志でもあった写真芸術と社会福祉の支援活動などを行なっている。編著に『科学からのメッセージ/カラーフィルム』、『秋山庄太郎 美の追憶』、『ボタニカルアートの輝き』など多数。秋山庄太郎写真芸術館館長、株式会社秋山庄太郎事務所代表取締役、秋山庄太郎写真芸術協会理事、日本写真協会会員、全日本博物館学会会員。


主催:秋山庄太郎「花」写真コンテスト実行委員会 協賛:秋山庄太郎写真芸術館、カメラのキタムラ 後援:NPO法人 フォトカルチャー倶楽部 お問い合わせ:050-3116-8888(キタムラなんでも相談室)

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