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2016 vol.14 秋山庄太郎記念「花」写真コンテスト2016入賞作品発表!! 応募総数約9,191点

写真家秋山庄太郎のライフワーク「花」。図鑑的な植物写真ではなく、写真芸術としてとらえ続けました。「美しい花をより美しく撮る」。それが、秋山庄太郎の花写真の原点です。秋山庄太郎創始による、「『花』写真コンテスト」は、2002年の第1回から数え、14回目を迎えました。「写真芸術の振興」と「福祉支援」、コンテストの志は、今も受け継がれています。

「ココロに花を咲かせましょう」舘 弘美(東京都)グランプリ秋山庄太郎賞「ココロに花を咲かせましょう」舘 弘美(東京都)

※敬称は略させていただきました。

特選

「丈くらべ」若生永吾(福島県)
「丈くらべ」
若生永吾(福島県)
「陽春三彩」北川浩司(千葉県)
「陽春三彩」
北川浩司(千葉県)
「端麗」関根章夫(東京都)
「端麗」
関根章夫(東京都)
「どのはなみても」落合俊哉(東京都)
「どのはなみても」
落合俊哉(東京都)
「リズムに乗って」大川幸子(東京都)
「リズムに乗って」
大川幸子(東京都)
「今日の空」深須絵理(神奈川県)
「今日の空」
深須絵理(神奈川県)
「雪中に咲く」植木 勤(長野県)
「雪中に咲く」
植木 勤(長野県)
「藤の花咲く頃」小寺澤 啓司(兵庫県)
「藤の花咲く頃」
小寺澤 啓司(兵庫県)
「天に向って」大西展子(福岡県)
「天に向って」
大西展子(福岡県)

準特選

「キラキラ星」河村聖允(秋田県)
「キラキラ星」
河村聖允(秋田県)
「春一番」今野 強(山形県)
「春一番」
今野 強(山形県)
「春雪」川田武男(栃木県)
「春雪」
川田武男(栃木県)
「連」長江久男(栃木県)
「連」
長江久男(栃木県)
「閑寂に咲く」田宮 与四郎(栃木県)
「閑寂に咲く」
田宮 与四郎(栃木県)
「凛と咲く」木下正夫(群馬県)
「凛と咲く」
木下正夫(群馬県)
「三重奏」佐久間 俊雄(埼玉県)
「三重奏」
佐久間 俊雄(埼玉県)
「花かんざし」巻島秀男(埼玉県)
「花かんざし」
巻島秀男(埼玉県)
「芝桜と星空」設楽怜司(埼玉県)
「芝桜と星空」
設楽怜司(埼玉県)
「真昼の花火」小野寺 恵一(千葉県)
「真昼の花火」
小野寺 恵一(千葉県)
「華やかに」植竹 ヒロ子(千葉県)
「華やかに」
植竹 ヒロ子(千葉県)
「北アルプスのオアシス」小野武弘(千葉県)
「北アルプスのオアシス」
小野武弘(千葉県)
「花の合唱」佐藤 美那子(千葉県)
「花の合唱」
佐藤 美那子(千葉県)
「夕陽を受けて」近藤芳子(千葉県)
「夕陽を受けて」
近藤芳子(千葉県)
「花の交錯」田所俊一(東京都)
「花の交錯」
田所俊一(東京都)
「櫻暮色」大川裕二(東京都)
「櫻暮色」
大川裕二(東京都)
「可憐(かれん)」後藤治男(神奈川県)
「可憐(かれん)」
後藤治男(神奈川県)
「星空に咲く」藁品敏幸(神奈川県)
「星空に咲く」
藁品敏幸(神奈川県)
「初夏の訪れ」池田 豊(長野県)
「初夏の訪れ」
池田 豊(長野県)
「ムーレンベルキア」田中 實(新潟県)
「ムーレンベルキア」
田中 實(新潟県)
「森の妖精」野崎洋子(新潟県)
「森の妖精」
野崎洋子(新潟県)
「華踊る」桐生幸子(新潟県)
「華踊る」
桐生幸子(新潟県)
「love」江口義文(岐阜県)
「love」
江口義文(岐阜県)
「早春」山口義文(岐阜県)
「早春」
山口義文(岐阜県)
「北岳に咲くトウヤクリンドウ」水永晋代(静岡県)
「北岳に咲くトウヤクリンドウ」
水永晋代(静岡県)
「ラビアンローズ」鈴木義德(静岡県)
「ラビアンローズ」
鈴木義德(静岡県)
「揺れる思い」小原明子(愛知県)
「揺れる思い」
小原明子(愛知県)
「夏の精」森居治夫(滋賀県)
「夏の精」
森居治夫(滋賀県)
「花笑み」中井和己(大阪府)
「花笑み」
中井和己(大阪府)
「ビオトープ」奥田正明(奈良県)
「ビオトープ」
奥田正明(奈良県)
「のぞき窓」重村哲雄(山口県)
「のぞき窓」
重村哲雄(山口県)
「キブシ咲く」津守義史(山口県)
「キブシ咲く」
津守義史(山口県)
「友情」渡邊英子(山口県)
「友情」
渡邊英子(山口県)
「モネの睡蓮」増田邦彦(香川県)
「モネの睡蓮」
増田邦彦(香川県)
「華(はな)やぐ季(とき)」浅田 千代子(高知県)
「華(はな)やぐ季(とき)」
浅田 千代子(高知県)
「天空に舞う」谷口 八十美(高知県)
「天空に舞う」
谷口 八十美(高知県)
「冬の貴婦人」木下泰子(福岡県)
「冬の貴婦人」
木下泰子(福岡県)
「マンサクの花」西田佳記(長崎県)
「マンサクの花」
西田佳記(長崎県)
「おねえちゃんの励まし」石丸洋子(大分県)
「おねえちゃんの励まし」
石丸洋子(大分県)
「はやく咲いて」後藤秀彦(大分県)
「はやく咲いて」
後藤秀彦(大分県)

入選

「デュエット」嵯峨優子(秋田県)
「デュエット」
嵯峨優子(秋田県)
「陽だまり」遠藤康彦(福島県)
「陽だまり」
遠藤康彦(福島県)
「しずく」村上軍三(福島県)
「しずく」
村上軍三(福島県)
「妖花」尾形正苗(茨城県)
「妖花」
尾形正苗(茨城県)
「夜光花」丸森勝造(茨城県)
「夜光花」
丸森勝造(茨城県)
「匂い香の森」片岡美子(栃木県)
「匂い香の森」
片岡美子(栃木県)
「夏日和」早野由香(埼玉県)
「夏日和」
早野由香(埼玉県)
「小さな灯」西澤政好(埼玉県)
「小さな灯」
西澤政好(埼玉県)
「10人の旅立ち」吉村 洋(埼玉県)
「10人の旅立ち」
吉村 洋(埼玉県)
「白い橋」下谷一成(千葉県)
「白い橋」
下谷一成(千葉県)
「酔芙蓉」内田信行(千葉県)
「酔芙蓉」
内田信行(千葉県)
「カップル」栗原 忠(千葉県)
「カップル」
栗原 忠(千葉県)
「雨に打たれて」泊り忠昭(千葉県)
「雨に打たれて」
泊り忠昭(千葉県)
「花心(はなごころ)」直江英男(千葉県)
「花心(はなごころ)」
直江英男(千葉県)
「春の陽差し」野澤康衞(千葉県)
「春の陽差し」
野澤康衞(千葉県)
「Sunsetローズ」木村靖子(東京都)
「Sunsetローズ」
木村靖子(東京都)
「陽(ひ)を浴びて」藤岡 誠三郎(東京都)
「陽(ひ)を浴びて」
藤岡 誠三郎(東京都)
「人生に写真を、窓辺には花を」二見匡彦(東京都)
「人生に写真を、窓辺には花を」
二見匡彦(東京都)
「菊花火」青木幸子(東京都)
「菊花火」
青木幸子(東京都)
「めざめの朝」木村和美(東京都)
「めざめの朝」
木村和美(東京都)
「可憐に咲く」中野光章(東京都)
「可憐に咲く」
中野光章(東京都)
「響宴」大塚英夫(神奈川県)
「響宴」
大塚英夫(神奈川県)
「楽園の入口」髙塚 央(神奈川県)
「楽園の入口」
髙塚 央(神奈川県)
「春雨に濡れて」渡辺忠雄(神奈川県)
「春雨に濡れて」
渡辺忠雄(神奈川県)
「夏草遊び」坂巻 富志子(神奈川県)
「夏草遊び」
坂巻 富志子(神奈川県)
「咲き競う」佐生 八重子(長野県)
「咲き競う」
佐生 八重子(長野県)
「アネモネ」佐藤武男(新潟県)
「アネモネ」
佐藤武男(新潟県)
「カラー」本間政行(新潟県)
「カラー」
本間政行(新潟県)
「三姉妹」岡田徳一(新潟県)
「三姉妹」
岡田徳一(新潟県)
「福の神みーつけた」小西俊英(富山県)
「福の神みーつけた」
小西俊英(富山県)
「cloud nine(幸せな気持ち)」大橋昌弥(愛知県)
「cloud nine(幸せな気持ち)」
大橋昌弥(愛知県)
「温もり」細田 浩(愛知県)
「温もり」
細田 浩(愛知県)
「気品の香り」山浦敦資(愛知県)
「気品の香り」
山浦敦資(愛知県)
「私が主役」小林孝章(三重県)
「私が主役」
小林孝章(三重県)
「白翔(はくしょう)」鈴木宝王(三重県)
「白翔(はくしょう)」
鈴木宝王(三重県)
「清楚」深井征子(京都府)
「清楚」
深井征子(京都府)
「母なる想い」小泉有希(大阪府)
「母なる想い」
小泉有希(大阪府)
「つぼみがきれい」横道光子(大阪府)
「つぼみがきれい」
横道光子(大阪府)
「ファンタジー」木下 美津子(大阪府)
「ファンタジー」
木下 美津子(大阪府)
「光を浴びて」小川博子(大阪府)
「光を浴びて」
小川博子(大阪府)
「妖精の誘(イザナ)い」平田雅路(兵庫県)
「妖精の誘(イザナ)い」
平田雅路(兵庫県)
「緑化フェアにて」遠藤 武(奈良県)
「緑化フェアにて」
遠藤 武(奈良県)
「里山彩色」下口哲司(鳥取県)
「里山彩色」
下口哲司(鳥取県)
「姉妹」小原 三津枝(広島県)
「姉妹」
小原 三津枝(広島県)
「ウチョウラン」山縣直幸(広島県)
「ウチョウラン」
山縣直幸(広島県)
「春の訪れ」兼重 要(山口県)
「春の訪れ」
兼重 要(山口県)
「早起き」青木 勉(福岡県)
「早起き」
青木 勉(福岡県)
「野の花」東 義夫(宮崎県)
「野の花」
東 義夫(宮崎県)
「彼岸花」川畑一憲(鹿児島県)
「彼岸花」
川畑一憲(鹿児島県)
「迷子」菅 力也(沖縄県)
「迷子」
菅 力也(沖縄県)


総評:花の思いを写真に込めて

審査員 丹地敏明 氏
総評 全体としては、個性的な作品が入賞したと思います。しかし、前回の入賞作に類似した作品がまだ見られることは非常に残念です。自分らしさをもっともっと表現しましょう。自分の個性を大切に、表に出していくことで、自ずと自分らしさが生まれます。写真には心が写ります。真実を肉眼で見て、心を写真に託して欲しいと思います。 また、被写体としての花の種類が偏っているのを感じました。時には「花言葉」を学び言葉から連想することで、新しい発想が生まれるかもしれません。 今回のグランプリ作品はシャガールに会った時のことを思い出しました。『ムッシュ丹地に花束を』という絵を描いてくれたのです。その絵を思いながらタイトルを見たら、『ココロに花を咲かせましょう』とありました。花咲か爺さんじゃないけれど、写真を楽しみながら撮るということは、まさに“心に花を咲かせる”ことではないでしょうか。花の写真で人は優しくなれます。これからも自分らしさを大切に、苦しまないで、花を慈しみ楽しんで撮って欲しいと願っています。
たんじ としあき/1936年広島県福山市生まれ。1963年山田書院写真部を経てフリーランスとなる。国内外ともに旅にまつわる取材が多く、風景・生活・民芸・工芸など撮影対象は多岐にわたる。第21回全国カレンダー展で通産大臣賞受賞。「西表国立公園郵便切手」「小笠原国立公園郵便切手」の原写真撮影者。出版物に丹地敏明写真集『沖縄』(主婦と生活社)、写真集+ CD-EXTRA『水の調べ・An Enchanting Melody of Water』(DDN)、「美しい日本・四季の名景」(日本写真企画)など多数。「美しい日本の歴史的風土100選」選定委員(平成19年)、日本写真家協会会員、日本写真協会会員、日本風景写真協会名誉会員。 審査員 三浦賢造 氏
総評 今回初めて、夥しい数の作品を直に見させて頂き、応募された方々の意気込みとレベルの高さに驚くとともに、とても勉強になりました。グランプリをはじめとした入賞作品は、久々出会った“花ポートレート”の雰囲気たっぷりで、花写真芸術における感性というものを再認識させられた思いです。ところで、審査中、私の脳裏に浮かんだのは、在りし日の師秋山庄太郎の撮影時のまなざしでした。私は29番目の弟子にあたり、アシスタントをつとめていた折、スタジオ内外で花はもちろん撮影機材など諸々を準備し、秋山と共に動き回っていました。“花”撮影時の秋山は、スタジオに連日出入りする大勢の女優さんたちを撮影する際に見せる眼光の鋭さとは違い、花を選び、花を手に取るときは優しさいっぱいの表情や仕草で、そんな師の面影を審査の間中思い浮かべながら、作品1点1点を拝見しました。作品の中の花々がみせるアートな“花ポートレート”としての表情の濃さ…グランプリ作品はその一言に尽きると思いました。
みうら けんぞう/秋田県横手出身、日大芸術学部写真学科に入学。在学中、華道家・安達瞳子氏の紹介で秋山庄太郎と出会い、卒業と同時に門下の許しを得て、3年3カ月の住込み助手生活を過ごした後、独立。主に婦人科ー女優を中心として撮影、また華道家・安達瞳子氏の花を46年間撮り続けている。1981年、富士山に麓に“ハウススタジオ”自身のスタジオを開始。1992年1月、銀座和光ホールにて「1937年 名取洋之助のアメリカ」写真展、2005年2月には、岡本太郎自身が秋田から撮りためていた写真を、六本木ヒルズ・ハリウッドホールにて「写真家 太郎と洋之助」展として初公開した。 審査員 上野正人 氏
総評 花を主題とした1枚の写真で、作者がご自身の思いを個性的に表現する――審査を通じて、そのことをあらためて気づかせられました。ほとんどの入賞・入選作品は物語性を秘めていたり、何かを訴求したりする力があるように思います。グランプリ作品は、人物が花を観る側に手向け、その背後から作者の意思や意図が漂ってくるようです。この作品は、これまでの本コンテストではあまり見られない視点や表現を開拓されたと思います。花を持っているのはどんな人物で何を語ろうとしているかなど、ドラマツルギー性を感じさせますし、画面構成も工夫されています。室内撮りかと思いますが、花写真は屋外だけでなく、家の中でも愉しんでいただければと思います。今回は、全体に明るくバラエティに富んだ多様な作品が印象的でした。審査にあたり、撮影内容を厳正に拝見させていただくとともに、作品としての総合的な見地からタイトルも加味して判断したところがありましたことを付け加えさせていただきます。
うえの まさと/1954年東京都大田区に生まれる。法政大学法学部法律学科卒業、同文学部博物館学芸員課程修了。出版社編集部勤務後、フリーエディターとして企画編集、取材、執筆に従事する一方、学芸員として展覧会の企画、障がい者が働ける美術館設立、養護学校で写真の授業等に携わる。2002年、『第1回秋山庄太郎「花」写真コンテスト』を岳父秋山庄太郎らと創設し、審査や運営に携わってきた。秋山没後、秋山庄太郎写真芸術館の設立と運営、各地での秋山庄太郎展や講演、秋山の遺志でもあった写真芸術と社会福祉の支援活動等を行なっている。編著に『科学からのメッセージ/カラーフィルム』、『写真家 秋山庄太郎』、『ボタニカルアートの輝き』など多数。秋山庄太郎写真芸術館館長、株式会社秋山庄太郎事務所代表取締役、秋山庄太郎写真芸術協会会員、日本写真協会会員、全日本博物館学会会員。


主催:秋山庄太郎「花」写真コンテスト実行委員会
協賛:秋山庄太郎写真芸術館、カメラのキタムラ
後援:一般社団法人 日本フォトコンテスト協会、NPO法人 フォトカルチャー倶楽部
お問い合わせ:050 - 3116 - 8888(キタムラなんでも相談室)

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