結果発表
たくさんのご応募ありがとうございました。
全国から寄せられた応募作品総数9,233点の中から、
見事に入賞された方々の作品を発表いたします。
たくさんのご応募ありがとうございました。
全国から寄せられた応募作品総数9,233点の中から、
見事に入賞された方々の作品を発表いたします。
応募数が1万点を割ったものの、秋冬の色、やわらかい光、厳しい寒さを活かした見応えあるハイレベルな作品が多く寄せられ、最終審査まで頭を悩まされるほどの激戦でした。フィルム作品が増えたことに昨今の流行を肌で感じましたが、ひと目でそれとわかる独特の風合いは見る側の心に優しく響き好印象でした。応募者の大半が使うデジタルカメラは幅広いシーンで多種多様な表現を可能にし、多くの傑作を生んでくれています。ただ、現像&修正アプリで色を強調しすぎたり、背景を極端に落としたり、合成写真と見紛うほどに主題を浮かび上げすぎた「やりすぎ作品」は違和感を覚え低評価としました。また写真は良いのにプリンタヘッドの汚れで評価を落とした作品がそれなりの比率であったのは残念でした。プリント審査では丁寧な仕上げで美しいプリントというだけで印象が良く、内容が伴えば更なる高評価に繋がります。
渡辺剛
祭りのクライマックスとも言える場面なのでしょう。撮影ポジション、構図、主役脇役のフォーメーションまで完璧に決まり、映画さながらの迫力があります。「鬼が主役の火祭り」も歴史的に興味深いですが、かぶりつきのポジションからスマホ撮影している人が時代をよく反映しています。そこを排除せずに画面に取り入れたことも功を奏しました。ハイライトからシャドーまで極端な輝度差のある状況でしたが、露出、質感描写、魅せる仕上げも良く、後世まで伝えたい傑作となりました。
狩山睦江
絶妙なシャッタータイミングで、岩、波濤、カモメを捉えています。青々とした色彩からは厳冬らしい「寒さ、冷たさ、厳しさ」が伝わってきます。このような現場を体験した人は容易に想像できるでしょうが、波飛沫、音、磯の香り(口の中のしょっぱさ)まで伝わってくる大迫力の一枚です。時には牙を剥くこともある自然の猛威。安全を確保した上での撮影は当然でしょうが、理想の一枚を追い求め、厳しい状況でも心折れずに対峙した作者の凄み、本気度を感じました。
(敬称略・順不同)
清水 勉三(埼玉県) | 江黒 敬人(埼玉県) | 貝沼 正雄(北海道) | 安楽 将士(神奈川県) | 黒田 良男(埼玉県) |
森永 忠(神奈川県) | 渡辺 瞳(大分県) | 小西 明徳(愛媛県) | 佐藤 加奈子(東京都) | 朴 南盈(東京都) |
青木 芽萌(茨城県) | 鍋島 広海(北海道) | 津田 篤志(大阪府) | 堀出 明広(三重県) | 弘中 伸治(山口県) |
田口 尚宏(東京都) | 筆坂 堅一(大阪府) | 増田 俊次(福岡県) | 横山 周作(大阪府) | 三戸 律子(山口県) |
坂口 正剛(北海道) | 小池 佳広(静岡県) | 加藤 和弘(三重県) | 近藤 友二(埼玉県) | 客野 ノブオ(北海道) |
川村 浩輝(愛知県) | 岩附 政典(栃木県) | 小林 忠(山梨県) | 清水 康裕(長崎県) | 蔭山 知之(静岡県) |
櫻井 啓司(神奈川) | 亀岡 保乃加(北海道) | 長 吉秀(福岡県) | 棚谷 彰(広島県) | 中本 則明(兵庫県) |
土屋 恒輔(長野県) | 蜂谷 雅人(東京都) | 杉浦 正幸(愛媛県) | 田中 雅之(京都府) | 宅島 佳祐(熊本県) |
沖野 大樹(広島県) | 五十嵐 理帆(静岡県) | 森 明洋(秋田県) | 上田 千奈美(岐阜県) | 長谷 利宏(兵庫県) |
佐藤 眞吾(福島県) | 鈴木 克哉(神奈川県) | 佐々木 絢也(東京都) | 樋口 良夫(愛媛県) | 稲田 継夫(東京都) |
立松 祐二(三重県) | 簗場 美加子(青森県) |
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