写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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1999.03.13
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
厳寒の北海道においてもそろそろ、冬の行事が終わりを告げる時節になりましたが、そのフィナーレ的存在として「旭川国際バーサースキー大会」が挙げられます。昭和56年から毎年春分の日(今年は3月21日)に開催されており、この旭川を中心とした人達にとっては、冬の終わりというより、春を告げる行事としての感触が強いようです。それだけ、寒さが厳しいということでしょう。
このスキー大会は、一流選手が活躍する本格的に50Kmのタイムを競うクロスカントリー競技も行われますが、老若男女を問わず参加できる「歩くスキー」が存分に楽しめます。「国際スキー大会」と、銘を打っているように参加者も国際色豊で、文化交流の場としての役目も果たしています。
歩くスキーは時間との競争もなく、あくまでもマイペースを主体にしてお祭り気分で参加できます。この歩くスキーの愛好者も増えて、選手は約10,000人ほどにもなり、日本有数のクロスカントリーですが、周囲の景色を眺めながら丘陵をゆっくりとワイワイガヤガヤしながら、家族や友人と走るでもなし、歩くでもなし、途中でひと休みしたりで、本格的な傾斜のあるゲレンデスキーとはまた異なった楽しそうな顔が並びます。
この歩くスキーの参加は当日でも受け付け(午前7~9時まで)ていますので、飛び入りも可能です。春を感じさせる陽光を浴びながら、カメラをぶら下げて歩くスキーに参加してみてはいかがでしょう。
撮影場所としては天候にもよりますが、背景に陽光を樹氷が浴びている間をスキーで走る、あるいは歩くコースがポイントになるでしょう。
また旭川市は、北海道第2の都市ですが、その町中心部で石狩川、牛朱別川、美瑛川など大小4本の川が合流しています。春を迎え、雪解けが始まろうとしているその川姿を撮影してみたいものです。
なお、雪景色では雪の白さが灰色にならないように、オーバー気味の露出を念頭において撮影を心掛けてください。
〔交通アクセス〕
JR札幌から旭川 特急で1時間20~35分 バスで約2時間
〔歩くスキー開催場所〕
旭川競馬場周辺丘陵コース
JR旭川駅前(1条7丁目)から会場まで無料バス運行あり
〔問合せ〕
旭川国際バーサースキー大会組織委員会 TEL 0166-23-8300
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