写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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1999.07.31
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
「東北地方」といいますと、山村のイメージを何となく感じさせますが、海の名勝地も多々あります。その代表的なひとつとして挙げられるのがリアス式海岸の陸中海岸国立公園でしょう。変化に富んだ断崖絶壁から一挙に海へとつながっている景色は多くの人を魅了させてくれます。ここ陸中海岸の南の玄関口にあたる陸前高田市には切り立った海岸にはさまれた中にきれいな砂浜、高田松原があります。こうした海の環境に恵まれていますから、海水浴、釣り、キャンプ、クルージング、そして観光地曵網と、夏のレジャーにはこと欠かない場所といえるでしょう。
また、子供達の夏休み自由研究で、海をテーマにしているならば、是非、連れていきたいのが「海と貝のミユージアム」でしょう。日本有数の貝のコレクションとして有名な海の博物館です。『どうして海は青いか?』『海水はなぜ塩からいか?』などの疑問を解き明かしてくれますし、生きている貝や魚に触れたり、鯨のはく製もあって、鯨と背比べもできます。常時展示している貝は、約3,000 種、7,500 点にも及びますから、ユニークな貝、珍しい貝にも出会え、世界の貝を一堂に集められた感があります。さらに観光用でいつもやっているとは限りませんが、運がよければ地曵網漁を見学できます。子供が自由研究に頭を悩ませているようでしたら、「海をテーマ」にを助言してここに来てはいかがでしょう。
ところで、この陸前高田市で忘れてならないのが三大七夕です。うごく七夕、海上七夕、けんか七夕がそれです。うごく七夕、海上七夕は8月第一日曜日で、ちょっと間に合いませんが、けんか七夕は第二日曜日、8月7日です。
七夕の飾り上に乗せた山車を勇壮にぶつけ合うことから「喧嘩七夕」と呼ばれているようです。七夕はどちらかといえばロマチックな行事ですが、そこに喧嘩を持ち込んだアンバランスさが何かおもしろさを感じさせてくれます。豪華な装飾した山車と山車がぶつかり合う、闘争がどこから生まれてくるのでしょうか。夕やみが迫り出すと、祭りのクライマックスが訪れます。
見学場所としては、曹洞宗の古刹普門寺があります。境内にはサルスベリの花が咲く間から三重の塔が望まれ、静かな風景を味わえます。また、高田松原や広田半島の自然を求めて石川啄木や高浜虚子らも訪れて歌や句に詠んでいます。
なお、8月下旬に自然な中を走るサイクルロードレースがあります。小学生、中学生、一般、また初心者、ベテランコースなどクラスごとに参加できますので、腕ならぬ、足に自信のある方は一度、挑戦してはいかがでしょう。
動きのある夜間撮影では、ISO感度 800、1600などを使用してはどうでしょう。10年前でしたら「 400でも粒子が荒れる」といわれていたものですが、最近の高感度フィルムは質が向上しています。一度、試してみてください。
[交通アクセス]
JR東北新幹線一ノ関→大船渡線→陸前高田駅
[問合せ]
海と貝のミユージアム 0192-54-5520
陸前高田市役所内 0192-54-2111
(サイクルロードは市役所内実行委員会)
陸前高田市観光協会 0192-54-5011
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