写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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1999.09.18
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
自然の景観ををあらわす言葉に「花鳥風月」がありますが、秋の花といえば、風物詩の代表的な存在として、数えられているのが秋の七草でしょう。春の七草は食べられるのに対して、この秋の七草はほとんど食べられません。春の七草が「食用」とするなら、秋の七草は「鑑賞用」といえるでしょう。つまり。写真撮影に向いているのはどちらかといいますと、秋の七草に軍配が上がるようです。秋の七草は桔梗(ききょう)、尾花(おばな)、萩(はぎ)、葛(くず)、撫子(なでしこ)、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじばかま)です。この秋、七草を撮影しながら秋を堪能してはいかがでしょう。
まずこの七草をすべて同時に鑑賞することはなかなか難しいとえます。地方によっては桔梗がすでに盛りを過ぎていたりで、開花時期が同じではありません。また、都市化が進んだり、山が切り開かれたりで、自然の中で愛でる場所や機会も少なくなっています。植物園や野草園、神社仏閣で鑑賞することになるでしょう。しかし撮影となりますと、広い野原や川原ばかりではおもしろみにも欠けますから、寺院の建物を背景にしたり、人をあしらって変化を求めることもできますので、プラス思考で取り組んでみたいものです。
ところで、こうした花の撮影も「花言葉」や「いわれ」を思い浮かべながら挑戦してはいかがでしょう。その情景をモノにできれば、写真に自分ながらの新しいジャンルができるかもしれません。そこまで考えなくても思い入れが残り、写真の楽しみが増えるように感じるのですが、いかがでしょう。そこで七草を簡単に紹介しておきます。
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