写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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1999.11.27
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
ここ数年、暖冬が続いていますが、冬の祭には付きモノの雪が少なくなっているようです。福島県東和町で毎年12月第1日曜日に開催される[木幡の幡祭]も雪がありますと、より伝説を確認できるのではないかと、考えられるからです。といいますのも、この木幡の幡祭は、約 900年前、奥羽地方の鎮定に向かった源頼義、義家の父子が敗走し、木幡山にこもって、神仏に戦勝を祈願したところ、山一体の杉に雪が降りかかり、それが遠方からは源氏の白旗に見え、大軍がいるようであったことから、追走してきた阿部貞任軍は戦わずして敗走した故事に基づいて、幡祭が行われるようになったと伝えられています。
この木幡の幡祭は日本三大幡祭りのひとつといわれ、白幡を先頭に、赤、青、黄色の五反幡が百数十本勢ぞろいして、ホラ貝を鳴らしながら木幡山の尾根を継走します。
お祭りは町立木幡第一小学校で午前8時30分から式典が始まります。婦人会の踊りや餅つき、餅まきがここでは行われます。10時30分、出陣の太鼓を合図に木幡山まで進行します。途中で休憩したりしながら羽山神社・隠津島神社本殿に到着します。
幡行列は大将が先導する形で、国旗、陣貝(ほらがい)、梵天、駒形、宮司、総大将と続きます。進行は幡コースと権立コースの2コースがありますが、終着は同じ場所になります。
撮影は道行き、本殿の近辺などで、先回りしながらの撮影になりますが、交通規制が行われていますので、それに従って撮影するようにしてください。
また、木幡の幡祭の写真コンクールがあります。カラフルな旗をうまくアレンジして撮りたいものです。この神社のある木幡山は美林として有名で、県の名勝天然記念物に指定されていますので、それをバックにした幡祭の写真をおさえたいところでしょう。応募用紙などは小学校の会場にあるはずです。応募の締切りは平成12年1月14日です。
このほか撮影対象に、隠津神社の三重塔があります。雪景色になりますと、森々とした雰囲気が出て、ムードは満点だそうです。
[交通アクセス]
JR東日本鉄道二本松駅から車で20分
東北自動車道二本松I.C から4号線へ
[問合せ]
東和町役場 0243-46-2111
写真コンクールの問合せ 0243-66-2490
東和町役場企画振興課内 東和町観光協会事務局
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