写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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1999.12.18
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
太平洋岸では寒さが厳しくなってきますと、空気がますます澄んできて、快晴の朝に放射冷却現象が起きた時などは、思わぬ山や島がきれいに見えて驚かされることがあります。また、快晴の夜間も澄んだ空気感があって、ネオンが一段と輝きを増してきます。これがイルミネーションであるならば、また格別でしょう。全国各地でこのイルミネーションが飾られるようになりましたが、広島市では毎年、テーマを持って大通りをライトアップしています。今年は「ライトアップツリー」を平和大通りで、「電飾おもしろかかし」を並木通りで来年1月15日まで夜間点灯しています。年末から年始にかけての広島市と宮島では結構、行事があって楽しませてくれます。
城に興味のある方は、広島城で12月26日まで開催されている「日本お城めぐり展・西日本編」は見モノでしょう。山陽道・山陰道・南海道・西海道・琉球の5つのコーナーに分け、それぞれの地域にある天守閣と城跡のパネル写真計23点を展示されています。ちなみにこの広島城、以前は国宝に指定されるほどの文化的資産でしたが、残念ながら原爆で倒壊しています。現在の城は昭和33年に復元されたものです。
ところで、来年の干支(えと)は「辰」です。十二支の内でただひとつ、写真に撮影できない架空の動物です。とはいえ、その子供(?)は撮影できます。そうです。「竜の落し子」です。安芸の宮島で有名な宮島町の水族館で、辰にちなんで「2000年の干支展 たつのおとしごの仲間たち」を来年1月31日まで開催しています。また、同時に「世界の貴重な生き物展」が催され、日本三大珍魚に数えられるアカメ、ビワコオオナマズやワシントン条約で取り引きが制限されているアジアアロワナなど約20種を見ることができます。
この宮島にある大鳥居、厳島神社(世界的文化遺産に登録)は被写体として、常に撮られていますが、それを知っていても、行くと必ずカメラを向けたくなるから不思議です。満潮時には海に浮かび、干潮時には大鳥居の下まで歩いていける陸続きの景色となったり、いろいろな顔を見せてくれます。それだけに魅力のある被写体なのでしょう。また、宮島は一見、小さな島で短時間に見学できそうに思われますが、長さ約9Km、幅約6Kmもあって、弥山などは標高530mにも及びますから、簡単に島巡りはできません。平清盛が造営した厳島神社をはじめ、五重塔、千畳閣・荒胡子神社、大聖院、大願寺、清盛神社などなど、島内には史跡、名勝、国宝、重要文化財の類が豊富です。また、弥山の原生林にある紅葉谷公園は、自然のなかに鹿がたわむれていたりして、四季おりおりを楽しませてくれます。宮島は日本を代表する景勝地、松島、天橋立と並んでの日本三景のひとつです。被写体には事欠きません。
さらに今の時期、広島の国道沿いでは「ルートフェスタ広島」と銘打って、道の駅などで12月26日まで朝市や青空市が開催され、新鮮な野菜や特産品が購入できます。折衝すると、結構、おマケしてくれるとか、そのヤリトリをカメラに納めるのも面白いのではないでしょうか。
[交通アクセス]
イルミネーション 市内バス
広島城 市内バス
宮島 広島駅から広島電鉄で1時間、JR山陽本線35分
[問合せ]
広島市観光協会 082-247-6738
広島城 082-2217512
厳島神社 0829-44-2020
宮島観光協会 0829-44-2011
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