写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
※掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、ページ公開日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
2000.01.29
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
ここ数年、暖冬傾向が続き、豪雪地帯でも雪が降らないことで、悲喜こもごもの話が伝わってきます。例年、寒さ厳しい東北地方にあっても同様で、帰郷した人達からも「雪のない正月を始めて経験した」みやげ話を聞かされましたが、ここ津軽の弘前市も1月20日を過ぎても雪がなく、2月10~13日に開催される“弘前城雪燈籠まつり”もおぼつかない状態で、自衛隊に依頼して山から雪を運んでもらうことも、そろそろ検討しなければ……の話題が出始めていました。それも1月26日前後の寒波襲来で、胸をなで下ろし「ホッ」としているそうです。また、今年からは土曜日を絡めての3連休が何回かあるようですが、例年2月初旬に催していた、この雪燈籠まつりも、10~13日の中旬に移動しています。
日本海側の豪雪地帯には「克雪」という言葉が、20年ぐらい前からよく使われるようになったそうで、弘前の雪燈籠まつりも、雪を克服する意味合いで市民によって、昭和52年から開催されています。今では「みちのく5大雪まつり」のひとつに数えられているそうです。
弘前城は四季折々にさまざま姿を見せてくれますが、松林が豪雪に耐え、そこに静かに佇む古城の姿は、カメラマンにとっては大きな魅力があります。雪燈籠まつりはさらに夜間にも魅力を作ってくれました。
まつりは弘前城公園で開催され、人よりも大きな灯籠から小型の灯籠が並ぶのに加え、撮影対象としては「ミニカマクラ」と呼ばれている小さなカマクラ約 300基にろうそくが灯されますので、これが幻想的です。
昼間は大型の雪像(今年はイギリス ロンドンの時計台ビックベン)や子供たちが楽しめる漫画などのキャラクター、雪の滑り台なども設置されていますので、ファミリーで楽しむことができます。
この弘前城で撮られた写真がよくフォトコンテストで上位にランクされていますが、ここで撮られた作品が選ばれるたびに新鮮なイメージを与えてくれます。それだけ、さまざまな顔を持っているといえるでしょう。
[交通アクセス]
JR奥羽本線 弘前駅下車 タクシー5分
[問合せ]
弘前観光協会 0172-35-3131
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。