写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2000.03.18
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
花の撮影ということでは3月中旬から月末まで、関東以西では梅も峠を過ぎて「これッ」といった花がなかなか見つかりませんが、神奈川県大和市の常泉寺にあるミツマタ(三椏)の群生が見事です。3月17日現在で2~3分咲きですが、1週間後の23~25日には満開になる予定です。
この常泉寺は花の寺として有名で、かながわの花の名所 100選の中に入っています。シダレ梅、桜、藤などなどが季節ごとに 200種類に近い花が次々と咲き乱れ、四季折々に楽しませてくれます。その中心的な花がミツマタですが、秋の白い彼岸花も珍しい花として、しばしば話題に登るお寺です。ちなみに清流山常泉寺は、福井県の永平寺を総本山とする曹洞宗の寺院で、開山は1588年といわれていますから 400年を超える歴史を持っていることになります。 さらに地元では別名「カッパ寺」と呼ばれ、境内には約 300体ものカッパの像があります。これらの像はユーモラスで、カッパチくんなどは「なむなむカード」に願い事を書いて入れると、返事をしてくれるハイテク技術が駆使(?)されたものがいるほか、楽器を持ったオーケストラカッパや2メートル以上もあるカッパ大明神もいますので、子供たちにも喜ばれている寺院です。
ミツマタは参道の両側に約 250本あり、春の色にふさわしいクリーム色が中心で、赤、白の計3種類が混合して見応え充分です。さらにこの時期はミツマタだけでなく、桃の花、かたくりの花なども咲き、花の寺にふさわしい光景をみせてくれます。
ところで、毎年「花浄土“みつまた”観游会」が行われ、今年は3月21日~4月2日に実施されます。さらに23、24日は午後9時まで(この両日のみで、通常は午後5時まで)花をライトアップする予定にあります。このライトアップは初の試みで人出がどの程度になるのか、予想もできないそうですが、かなり混雑すると見込まれています。
ミツマタを撮影する場合は、開場している午前9時から午後5時までになります。寺院によりますと「10時を過ぎると人出がありますので、それまでに撮影する方がベターです」とのことです。また、太陽光も10時を過ぎるとベタ光になるため、開場と同時に撮影した方がきれいに撮れそうです。さらに寺院が閉まる夕方も人が少なくなり、撮影に恵まれる時間帯といえそうですが、雨の撮影も意外にチャンスかも知れません。
なお、境内、参道での撮影は自由ですが、一脚、三脚、脚立などは使用禁止になっていますので、注意してください。
[交通アクセス]
小田急線江ノ島線
新宿(特急約35分)→大和駅(各駅に乗換)→高座渋谷駅下車 徒歩7分
[問合せ]
大和市役所 046-263-1111
常泉寺 046-267-8789
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