写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2000.04.15
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
山口県岩国市といえば、多くの人達が太鼓の形をした錦帯橋を思い浮かべることでしょう。桜とこの錦帯橋の景色は、観光案内パンフレットだけでなく、各種のフォトコンテストにもよく出てきてカメラマンにとって、一度は訪れたい場所となっています。無論、桜の咲く時期だけでなく、四季おりおりに美しい姿を見せてくれます。東京の日本橋、長崎の眼鏡橋とともに日本三大名橋の一つともいわれ、山は富士、滝は那智、橋は錦帯と詠まれるほど、周囲の美観にも恵まれた橋ですから、いつ訪れても裏切らない名所ともいえます。
また、錦帯橋の近隣は江戸時代以前から栄えた町で、旧家が多く並んでいます。このために道幅が狭く、幸か不幸か車が通るには不向きな場所であるために、そうした町並みが現存されているようです。
この錦帯橋で4月29日(みどりの日)に“錦帯橋まつり”が催されます。
午前8時30分頃から、市が立ったり、茶会の準備が始まるなど祭りが始まりますが、メインは午後からの、参勤交代そのままの大名行列や奴道中、南条踊でしょう。道行きは午後1時過ぎ、岩国小学校をスタートして、大明小路などを通り、錦川にかかる錦帯橋を渡って、向い側の吉香公園付近で散会します。道行きは南条踊や奴道中の後に、大名行列と続きます。
撮影ポイントとしては、やはり錦帯橋のたもとや橋上などになります。しかしながら、観光パンフレットにあるような、俯瞰しての撮影はポジションの確保がなかなか難しい状況にあります。橋の頂点がよく見える位置を確保しての撮影になります。また、行列の後ろ姿も絵になりますが、定番通り、進行方向を前から撮ろうとするなら、先に吉香公園側の位置を確保する必要があります。
加えて、橋以外での撮影ポイントとしては、武家屋敷や古い町並みを背景にしても考えたいところです。スタートしてすぐの大明小路を通り、また、行列が散会する少し手前に、香川家の長屋門があります。門を挟んで桜並木(といっても今は花はありません)側からが狙い目でしょう。広角で低い位置などもおもしろいかもしれません。
錦帯橋近くの川原では鉄砲隊による古式にのっとった実演、岩国太鼓などもあります。ちなみに今年は元広島カープ監督の古葉氏のトークショーがあります。
なお、錦帯橋は行列が通過するときは、一般の人は橋に入れませんので注意してください。
また、岩国、特に西岩国と呼ばれるこの近辺には古い建物と懐かしい町並みが多く残っています。岩国小学校側にある材木町、寺町、鍛冶屋町、鉄砲小路などの家並みや土蔵ではシャッターを切っておきたいところです。川を挟んで反対側の岩国城側には、吉川家に関わる建物も貴重です。このほかに、西岩国駅や岩国学校などもユニークです。さらに変わったものとしては国の天然記念物「岩国のシロヘビ」も撮影できます。
[交通アクセス]
山陽新幹線新岩国駅→バス10分→錦帯橋
広島駅→山陽本線→岩国駅→バス10分→錦帯橋
[問合せ]
岩国市観光協会 0827-41-2037
岩国市観光課 0827-41-1477
岩国市商工観光課 0827-22-4141
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