写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2000.07.22
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
釧路漁港から遠洋漁場に向かう風景は、数カ月間、父や夫との別れで、もの悲しさが漂いますが、そうした雰囲気を一挙に飛ばしてくれるのが『くしろ港まつり』です。北海道の短い夏の真っ盛りに行われます。この釧路港の開港が8月4日で、それに前後する週末に開催され、今年は8月4~6日です。釧路市最大のお祭りで、大漁ばやし、市民踊り、音楽パレードなど3日間の行事に多くの市民が参加します。
この祭の見所は、山車を中心にした豪壮なパレード、市民踊りやパレードもありますが、港らしさを演出してくれるのは、海上大漁旗パレードでしょう。全国有数の漁業基地である釧路港に漁船が大漁旗をかざし、群をなしてパレードします。港内ですから、幣舞橋(ぬさまい橋)からも充分に見られ、近づいてくる船団を望遠レンズで、さらに近寄った時にはワイドレンズで、是非、狙いたい景色です。
また、釧路管内のヨットマンがレースを展開するのも見逃せません。通常ヨットレースは外洋が主体で、ヨットが集団になって走る光景をシャッターにおさめる機会は、一般の人にはなかなか恵まれにくいものですが、この日ばかりは、港が開放されますので、レース展開も間近に見られます。とはいえ、岸壁にはほとんど寄ってくれませんので、シャッター切るには 200から300mm 程度の望遠レンズがほしいところです。加えて、町の中を流れる旧釧路川で、幣舞ボートレースもあります。ボートを漕ぎ筋肉が躍動する姿もおさめたいところです。
さらに欲張りたい人には、夜の花火大会があります。港の夜空を飾り、水面に反射した花火が撮影できます。カメラマンにとっては被写体の多い祭といえるでしょう。
4日 イベント広場でオープニングセレモニーの後、山車、神輿(みこし)、太鼓なとが町を練り歩きます。
5日 午後1時から海上大漁旗パレード、夕方は花火大会。
6日 午前9時30分から10時にかけて幣舞ボートレース、ヨットレースが始まります。
湿原を見たい人は温根内ビジターセンターがお薦め
ところで、折角、釧路まで来たのだから「日本で最大の釧路湿原を見たい」人には、釧路の北側、鶴居村の無料の温根内(おんねない)ビジターセンター(開館時間 10:00~17:00 毎週火曜日休館)がお薦めです。釧路駅バスセンターから阿寒バスで30分ぐらいで、温根内ビジターセンターに到着します。湿原の中を木道(もくどう)がありますので、湿原の花を撮影できます。また、木道を歩くにも時間の都合によって、短いコース(約20分程度)、3.1Km のコース(約1時間程度=時間については撮影したり、観察などをすれば変わります)を選べます。但し、バスで行く場合は、本数が少ないので、時刻表の確認はお忘れなく。
[交通アクセス]
くしろ港まつりはJR釧路駅から徒歩で行ける範囲です。
[問合せ]
くしろ港まつり 0154-53-3371
温根内ビジターセンター 0154-65-2323
釧路市観光課 0154-23-5151
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