写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2000.08.05
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
日本の祭の中で、全国に名を馳せているといえば、何といっても徳島の「阿波踊り」は1、2位を競う存在でしょう。この大きな祭の同じ時期8月14日に、徳島県の南部にある日和佐町に、山河内(やまがわち)彦之進音頭と芸題(げだい)踊りが催されています。また、日和佐町は、海亀の産卵の地として、やはり全国的に知られていますが、8月13、14日に「太平洋へ旅立つ子ガメを見送る」行事がありますので、子供たちにとっては夏休みの思い出として、いつまでも印象に残ることでしょう。
生きた化石と言われる海亀が涙を流しながら、産卵する光景をテレビなどで見たことがあるでしょう。日本でこの光景が見られる代表的な場所が、この日和佐町ですが、ここ数年、海亀が上陸するその数が減少しており、一時期は 100頭以上が上陸していたものの、その半数ぐらいまでになっているといわれています。海亀は昔から日本人の生活と共にあった動物で、緑起のよい動物として親しまれ、浦島伝説もその一つですが、滅びゆく動物として保講が強く叫ばれており、日和佐町では「ウミガメ保護対策協議会」を設け、町ぐるみで懸命に保護に努めています。この海亀の存在とその保護を、多くの人達に知ってもらおうとして「太平洋へ旅立つ子ガメを見送る」行事などを催しています。
日時 8月13、14日
午前10時より10時40分 子亀の体重当てクイズ
午前11時より11時30分 太平洋へ旅立つ子ガメを見送ろう
場所 海部郡日和佐町 大浜海岸
また、大浜海岸には世界でも珍しいうみがめ博物館“カレッタ”があって、世界の海亀の剥製や亀の進化の過程などがわかりやすく展示されているのに加え、生きた海亀の生態が観測できる水槽もあります。
なお、海亀の産卵が見られるチャンスがあっても、大声で騒いだり、ス卜ロボによる撮影や花火などは禁止されていますので、遵守をお願いします。
一方、芸題踊りは 180年ほど前に始められた盆踊りで、ひょうし木、三味線、太鼓、おはやしなどの鳴物で構成され、ヤグラを組んで周囲を踊り子が踊るものです。格調のある出し物から、腹をかかえて笑う出し物まで様々なものがあります。毎年8月14日に打越寺の境内で催されています。時間は夕方からで、芸題踊り保存会の方によりますと「写真は自由に撮影して結構です」とのことです。
なお、日和佐の海は、砂浜あり、奇岩、岩礁があって変化に富んでいますので、海の撮影に適した場所です。
写真提供:日和佐町企画観光課
[交通アクセス]
徳島市から日和佐町まで(約56Km)
車 R-55号線→室戸方面へ約1時間15分
JR牟岐線 特急で約52分
[問合せ]
日和佐町企画観光課 0884-77-1111
日和佐町観光案内所 0884-77-1875
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