写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2000.08.26
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
今年は暑さをもたらす太平洋高気圧が日本の近海にあって、処暑が過ぎると秋の気配を感じさせるといいますが、関東以西ではまだまだ、熱帯夜が続いています。とはいえ、植物たちは正直で、秋の花が咲きだしています。その代表が秋桜と呼ばれるコスモスでしょう。最近は全国各地で、コスモス街道や群生地が作られて、カメラマンにとっては撮影地が増えてうれしい限りです。すでに、咲き乱れているところも随所で見かけられます。 ここ長野県佐久市では9月上旬から見頃、撮り頃になります。9月9日(土)から下旬近くまで“第13回佐久高原コスモスまつり”が催されます。開催当日は子供達による風船飛ばし、勇壮な佐久鯉太鼓やコスモス音頭などが演じられます。コスモスとはちょっと縁が遠くなりますが、小中学生が対象の佐久鯉のつかみ取りが翌10日(午後1時)にあって、子供達にも楽しめます。
コスモスのメインは国道、約 9Kmのコスモス街道と一面に咲いている内山牧場大コスモス園(但し、コスモス街道と見頃時期がづれることがあります)です。
このコスモスまつりに合わせて、17日には「内山の自然見てある記」があって、コスモス街道を歩きながら、地元の講師がいろいろと案内してくれます。
加えて、佐久市内にある3つの寺院が特別企画で協力しています。とくに9月になると、境内が萩の花に埋まり、地元では「萩寺」と呼ばれている園城寺では9~10日にかけて「萩の花鑑賞会」があって、夕暮れから夜間にかけて、珍しい萩のライトアップが見られます。コスモス街道沿いにありますので、カメラに収めたい場所です。また、正安寺では五百羅漢像の見学会もあります。さらに座禅を体験したい人には長福寺の「座禅体験会(9/17 午後1時30分~3時 14日までに要予約)」があります。座禅で無我の境地に入ってから、夕方の斜光でコスモスを撮ったら傑作ができるかもしれませんネ。
コスモスの撮影は花の色が変化に富んでいて、秋を演出するにはもっとも適しているといえます。しかし、いざ撮影となりますと、タイミングが重要です。というのも、背丈の割に茎の部分が細いこともあって、風に大きく左右されますので 1/125秒以上の速めのシャッターが有利です。逆に風を利用して風の強さにもよりますが、1/15秒ぐらいで撮ると、群生している場合、油絵調の写真になることもあります。背景に何を選ぶかもポイントです。青い空と白い雲が一般的ですが、秋のイメージは出ます。
なお、主に観光を目的とした佐久市フォトコンテスト2000を実施していますが、このコスモスまつりも対象に入っていますので、応募してはいかがでしょう。
[交通アクセス]
JR長野新幹線佐久平駅→小海線中込駅下車→タクシー(内山コスモス園)
[問合せ]
佐久市役所観光課 0267-62-2111
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