【自然との組合せが絶景】
高知県越知町・コスモス祭

北国や高山では紅葉がすでに始まっていますが、関東以西の平地では、彼岸花やコスモスが咲いています。千葉のコスモスの群生地を10月4日に訪れたところ、まだ満開という状態ではありませんでした。コスモスも植えた時期によって異なるようですが、今年は暑い時期が長かったために、満開時期も遅れているとのことで、これからが本番といえるでしょう。
ここ、高知県高岡郡越知（おち）町も、コスモス祭がすでに始まっているのですが、満開の見頃は10月10日以降にズレ込んでいます。この越知町では、コスモスの町を自称しており、コスモス園があちらこちらに散在していますので、撮影には事欠きません。特に、コスモスに限ったことではありませんが、花の撮影では背景のあしらいによって、印象度がかなり違ってきます。その点、越知町では山の緑や川を背景にしたりで、好みによってバック選びが可能です。

今年は台風の影響もほとんどなく、コスモスは順調に育っており、見事な群生が各コスモス園で見られそうです。
代表的なコスモス園としては

宮の前公園

横倉山の麓、仁淀川と坂折川の合流点の河川敷にあって、面積は約2ヘクタールと広く、コスモス祭のメイン会場的存在で、10月15日まで近くに馬の飼育場があって乗馬体験や売店も出ます。鈴虫、赤トンボ、蝶々なとが耳や目を楽しませてくれることでしょう。

文徳コスモス園

仁淀川の支流坂折川の堤防上にあって、80アールと宮の前公園と比較すると小型のように見えますが、かなりの広さです。コスモスと周囲の田畑とのコンビネーションを撮るには都合のよい場所です。小川のセセラギが耳に心地よいでしょう。
このほか、谷の内コスモス園、神母谷コスモス園、今成コスモス公園、織田公園、遊行寺コスモス園、桐見ダムコスモス園などがあります。
また、越知町には、樹齢数百年の大杉群をはじめとする原生林があり、川には大水の時に沈下する沈下橋、日本の滝百選の大樽の滝など風光明媚に加え、他地区では見られない景色がありますので、被写体が豊富にあります。15日には11時より各コスモス園で俳句大会がありますから、撮影と吟行、さらにハイキングを兼ねて、フォト俳句（ハイク）と洒落てみてはいかがでしょう。
［交通アクセス］
高知市からJRバス1時間　列車ではJR土讃線佐川駅からバス
コスモス園を巡るには車が断然有利
［問合せ］
越知町観光協会　0889-26-1004