写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2000.11.11
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
九州の三大祭りとは、長崎のおくんち、博多祇園山笠、妙見宮大祭をいいますが、豪快さ、華麗さ、荘厳さなど、祭の条件がすべて揃った祭りは、熊本県八代市の妙見宮大祭ではないかといわれています。その妙見宮大祭、地元では妙見祭(みょうけんさい)と、呼ばれ、八代っ子の自慢ともなっています。メインは11月23日、勤労感謝の日に催されます。
前日の22日は、神幸行列(お下り)・御夜(ごや)の行事があります。御夜は、午後7時~10時、本町アーケードに笠鉾をはじめとする出し物を展示し、その周辺に奉納団体の陣を張って、祭の雰囲気を盛り上げます。カメラマンは、どのような出し物なのかの確認ができますので、どの角度から撮影したらいいのか、といった事前調査ができます。また、出し物を正確に撮りたいのであれば、この御夜もひとつのチャンスです。
23日は午前8時から神幸行列が塩屋八幡宮からスタートし、駅前では子供獅子舞の演舞があったりもします。この神幸行列は獅子を始めとして、各種の珍しい笠鉾が次々と登場しますので、行列のどの部分を撮影しても「絵になる」でしょう。
撮影のポイントとしては、しずしずとした長い行列を撮影したいのであれば、ビルなどの高い位置を確保する必要があるでしょう。国道3号線と 219号線が交差する歩道橋も撮影場所のひとつになります。長い行列が一望できます。
1時30分過ぎから、砥崎(とさき)の河原で演舞が行われますが、ユーモラスな撮影をしたいのであれば、八代ではガメの愛称でしられる、タタミ4畳分ほどの「亀蛇(きだ)」がお薦めです。亀と蛇が合体した想像上の動物で、他の祭では見られない形とユニークな動きがあります。
さらに、豪快な撮影では、馬が川の中を疾走する姿がピカイチです。場所は砥崎橋の下になります。紅葉をバッに配した撮影ができれば、最高です。西日が入ってきますので、ストロボでの撮影も考えた方がよいでしょう。
水際の撮影になりますので、長靴、カメラやレンズを水飛沫から守るカバーも準備したいところです。絶好の撮影場所ですが、但し書きがあります。ロープを張って、人が入れないようになっていますが、毎年、馬からカメラマンの方に飛び込んでくることが起きています。機材を壊される可能性がありますので、くれぐれも注意が必要です。
この祭のフォトコンテストも行われています。
なお、祭以外の撮影場所として、市指定名勝の万葉の里・水島、史跡のお茶屋松浜軒などがあります。
写真・取材協力:八代市役所企画調整課 八代観光協会事務局
祭の詳細についてはホームページを参照してください。
http://www.myouken.com/index.html
[交通アクセス]
JR鹿児島本線八代駅下車
[問合せ]
フォトコンテスト 八代市文化課 0965-35-2021
八代観光協会事務局 0965-33-4115
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