写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2001.03.10
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
3月も中旬にさしかかり、春の息吹が実感となってきましたが、まだまだ寒い日が続きます。こんな時期、暖かい場所で、ゆったりと撮影したいものです。そこで、一足飛びに、東京のはるか南、暖流の黒潮の流れに浮かんでいるような八丈島などはいかがでしょう。
この八丈島、伊豆七島の中で最南端に位置し、自然が多く残されています。地形的には大きく分けると、八丈富士と呼ばれる東山と、三原山と呼ばれる西山とでなりたっています。八丈富士は新しい山で水はけが良く、一方の三原山は10万年以上の歴史を持ち、水量が豊富で、対照的な景色が楽しめる島といえます。もちろん、その異なった地質の山を海が囲み変化に富んだ地形を見せてくれます。しかも周囲59kmの島ですから、短い距離でそれらの景色を堪能で切る利点があります。
こうしたことから、ネイチャーフォトにはうってつけの島といえるでしょう。しかも今は、赤、白、黄、紫などの色を持つフリージア、かれんな水仙、菜の花などが咲き誇っていますので、撮影には持って来いの季節です。また、3月20日から4月4日まで、第35回フリージアまつりが催され、あしたば茶の野点や花の摘み取り、島内スタンプラリーもありますから、家族で行っても全員が充分に楽しめます。
景色の撮影場所には事欠きませんが、地元の人によりますと「夕陽と八丈小島」がお薦めで、眼下に小島を望み、山野を赤く染める大坂トンネル展望台からの夕景は、見慣れていても立ち去りがたいほどだそうです。海岸も変化に富んだリアス式で、魅力的な被写体となります。
また、島内を歩いていると、ビロウヤシの並木、あちらこちらにあるソテツ、玉石垣など南方のアジアの国に迷い込んだような錯覚を起こさせる趣があります。さらに樫立地区の服部屋敷では、毎日1回、伝統芸能の八丈太鼓と樫立踊りがあって、どこへ行っても写欲をそそる八丈島です。
[交通アクセス]
東京・竹芝桟橋から船で約11時間 羽田空港から約45分
フリージア祭の会場(八形山)までは八丈島空港から徒歩10分
[問合せ]
八丈町役場 04996-2-1121
八丈島観光協会 04996-2-1377
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