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2001.05.05
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
家来の弁慶が主人の源義経を打ちすえる勧進帳の舞台となった安宅の関や北陸でもっとも古い粟津温泉、北陸の空の玄関でもある小松空港を擁する小松市。
その小松市で、5月13~16日の4日間、お旅まつりが催されます。地元ではお諏訪さんと呼ばれている莵橋(うはし)神社と、山王さんと呼ばれる本折日吉神社の春季祭礼です。
また、祭に華を添えるのが日本を代表する「子供歌舞伎=全国子供歌舞伎フェステバル」です。小松市、福島県田島町、愛知県新城市の地区から、子供役者が揃って「歌舞伎十八番の内 勧進帳=義経、弁慶の主従と関守富樫との場面」「曽我十二時 揚巻助六の場=曽我兄弟の仇討ち」「一谷嫩軍記 須磨の浦の段=平敦盛と義経繰り広げる場面」などを演じてくれます。さらに各町からの曳山(大きな山車)でも、子供達によって様々な場面を熱演されます。
このお旅まつりは、莵橋、日吉の両社の神輿が、神具や大獅子、多数の子供獅子を供に氏子の居る各町を回ったことから始まったといわけています。
メインは13日の「ヨーラハッスン」の掛け声で現れる豪華な曳山でしょう。各町から引き出された曳山は、それぞれに歴史を持った風格のある様式美で、夕闇が迫る頃、競うように8基が勢揃いする光景は見事なものです。ちなみに掛け声の「ヨーラハッスン」は八寸(24cm)進めの意味だとのこと。その景気のよい掛け声の曳山で子供歌舞伎が演じられます。
祭の写真撮影は、ほとんど自由ですが、小松市公会堂会内で演じられる子供歌舞伎については初日(12日)はストロボ発光禁止です。2日目も一応、発光してもよいそうですが、見学者のために極力、避けてほしいとのことです。
曳山8基が勢揃いするのは薄暮から夜間になりますので、高感度フィルムを用意されとよいでしょう。人が大勢出ますので、三脚を立てる場合は、人の居ないことを確認しなければ、事故につながりますので注意しましょう。この撮影では桟敷席(有料)からが有利ですが、工夫次第でどこからでも絵になります。
また、幼子を神輿に乗せると無病息災になると言われていますので、親御さんが子供を乗せる時も撮影チャンスといえます。
フリーマーケットや夜店も出て、被写体には事欠きません。
写真提供:小松市役所企画課
細かなスケジュールについては小松市のホームページで確認してください。
http://www.city.komatsu.ishikawa.jp/ (全国子供歌舞伎フェスティバルをクリック)
[交通アクセス]
JR北陸本線 小松駅
[問合せ]
小松市役所観光課 0761-22-4111
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