写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2001.06.02
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
日本最北の島、北海道礼文島にも遅い春がやって来ました。今年は全般的に桜の開花も早めでしたが、ここ礼文での花の咲き具合は、例年とほぼ同じとのことです。
いずれにしてもこの頃、礼文島は多種多様の花が群落をなし、フラワーパラダイスとなります。特に6月中旬ともなりますと、多くの花が最盛期を迎え、“花の浮島”になります。この最盛期に合わせて、最北ふれあいフェステバル“礼文花まつり”が6月9~10日に催されます。
祭は、無料グルメコーナー(浜なべなど)やプレゼントコーナー(来場者全員に花まつり記念「到達証明書」、先着 100名に高山植物の「花の小鉢」)、礼文太鼓演奏(午前9:25~と午後11:30 ~の2回)などが行われるほか、最北フラワーマラソン(10時スタート)などもあります。
こうしたことから、花まつりとは銘打っていますが、祭そのものはふれあい的な要素が強く、時代や風土を感じさせるような被写体は、礼文太鼓程度です。もっとも「家族的なふれあいを撮りたい」と、いうのであれば、話は別です。なお、祭は香深地区(9日)と船泊地区(10日)の2カ所でほぼ同じ内容で行われます。
しかし、礼文島を一歩、足を進めますと、紅色のレブンコザクラ、クリーム色のレブンアツモリソウ、黄色のフタナミソウ、レブンキンバイソウ、イワベンケイ、エゾイヌナズナ、レブンアツモリソウ、キジムシロ、アイヌタチツボスミレ、イワツツジなどが咲き誇っています。これらの中には、礼文島ならではの固有種や、本州では1000m 以上の高山でしか見られない可憐な高山植物があって、低地でありながら、珍しい花を容易に見たり、撮影することができる魅力です。
これらのほか6月頃に咲く花は、挙げたらきりがありません。花の撮影では接写となりますので、マクロレンズや三脚はお忘れなく。
また、ターミナルギャラリーでは6月9日~7月31日まで「礼文の花」「礼文の生活」の写真展が開催されていますので、花の群落地に出掛ける前に、撮り方を参考にしてはいかがでしょう。
一方、島野景色も素晴らしく、ビューポイントとしては、島の最北端にあるスコトン岬、断崖絶壁のゴロタ岬(ここから眺めるスコトン岬の景観が良い)、緑の岬と海の青さとのコントラストがきれいな澄海(すかい)岬がおすすめです。また、島の西側にある細長い岩が直立した地蔵岩、大きな桃の形をした桃岩、ユ-モラスな後ろ姿の猫岩は島の3大奇岩です。
また、早く島巡りたいのであれば、レンタサイクル、レンタバイクがありますが、乗り入れができない場所もたくさんありますので、ジックリ撮影するならやはり徒歩が有利かもしれません。
なお、礼文島の山は低くても、急に気温が下がったりしますので、出発時に晴れていても雨具やジャンバーなどを持参しましょう。
[交通アクセス]
稚内から礼文島 フェリーで1時間55分
利尻から礼文 フェリーで40分
[問合せ]
礼文町役場 観光課 01638-6-1001
観光案内所 01638-6-2655
花が紹介されている礼文町役場
http://www.dosanko.co.jp/rebun/
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