写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2001.10.06
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
JR東京駅から快速電車で約1時間の所に、千葉県佐倉市があって、東京のベッドタウンとしても位置付けられていますが、城下町の面影を残し、自然に恵まれた土地柄です。また、名を馳せた博物館、美術館などもあって文化の香りがする町でもあります。
そんな閑静な町も10月12~14日の江戸時代から伝わる佐倉の秋祭りには、囃子の笛や太鼓の音とともに独特の掛け声の「エッサッサー」が、夜遅くまで通りを駆け抜けます。
ここの秋祭りは、江戸時代にはすでにあった伝えられており、関東一といわれる大神輿、伝統を守りつづけてきた人形の乗った山車や佐倉では御神酒所と呼ばれている踊り屋台、神輿行列に加えて、各町からも子供神輿が出るなど祭のイベントがひと揃いといった感じです。
12日の午後3時、祭主である麻賀多神社から大神輿がスタートし、午後10時近くに町の中心部まで、練り歩きます。山車(昔は7基あったそうですが、現在では2基のみになっています。佐倉市では貴重な伝統遺産です)や屋台(今年は13基))も午後3時頃から練り歩きます。
13日は大神輿はお休みですが、屋台の競演が午後5時40分からあります。ズラリと並んで各町を練り歩くの姿は壮観です。
14日、町の中心部で休んでいた大神輿が午後6時頃に出発して、麻賀多神社に戻ります。ちなみに、この神輿を担ぐ掛け声は「明神祭りサーラバサシ(明神祭り、さらば久し=神様久しぶりのお渡りです)」で、ワッショイのイメージとは若干、異なります。さらに、囃子は佐倉囃子と呼ばれ、粋で軽妙な曲調を特色としていますので、この音色も耳に残しておきたい調べです。
この3日間とも、午後から子供も楽しそうに屋台を引いたり、走り回ったりするなど山車や屋台、大神輿とは別に被写体も豊富にあります。
佐倉の秋祭り実行委員会の方によりますと「どこを切り取っても絵になりますが、強いていうならば、大神輿が麻賀多神社に納められる寸前の、午後9時30分から10時までがひとつのクライマックスになりますので、ここが狙い所でしょう。よい写真を期待しています」とのことでした。夜間撮影が主体になりますので、高感度フィルムを使用したいところです。
ところで、時間が許すようでしたら、国立歴史民俗博物館、佐倉市立美術館、川村記念美術館、武家屋敷(右の写真)、さくら庭園(旧堀田邸庭園)、印旛沼などもお勧めです。また、巨人ファンの方でしたら、明治時代に建てられた重厚な県立佐倉高等学校記念館(長島監督の出身校)を見学されてはいかかでしょう。
写真資料提供:佐倉市役所・秋祭り実行委員会
秋祭り公式サイト(説明、交通規制情報、行事日程)
http://www.sakura-web.gr.jp/MATSURI/index.html
[交通アクセス]
JR総武本線 佐倉駅
京成電鉄 志津駅、ユーカリが丘駅、臼井駅、佐倉駅、大佐倉駅
[問合せ]
佐倉市役所 043-484-1111(代表)
秋祭り実行委員会 043-484-2539
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