写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2001.11.10
近畿地方の平野部にも紅葉前線がそろそろ下りてきました。京都、奈良の古都を擁するこの地方には、紅葉が映える名所が数多くあります。そこで、今週は京都の寺院や庭園を中心に紅葉の映える場所をご案内しましす。
例年、京都の紅葉の最盛期は11月20日過ぎになります。とはいえ、気温の状態で早くなったり、遅くなったりしますので、この20日はひとつの目安と見てください。
金閣寺は世界文化遺産に登録され、その造営が注目されていますが、手入れの行き届いた中に紅葉が映えます。いわば、紅葉の穴場的な存在です。
場所:京都市北区金閣寺町
[交通]JR京都駅→市バス金閣寺前下車 or 三条京阪駅→バス金閣寺前下車
上賀茂神社畔にある社屋の庭園で、静かなたたずまいに水のある日本の庭園美、赤い紅葉がなんともいえない情緒を感じさせてくれます。
場所:京都市北区上賀茂中大路町
[交通]JR京都駅→市バス上賀茂神社前
広大な敷地に開放的な芝生があったり、川が流れ、静寂な建物、古木などが、紅葉を引き立てます。
場所:京都市北区上賀茂本山
[交通]JR京都駅→市バス上賀茂神社前
細川三斉に建てられた大徳寺塔頭の一つ。客殿南庭は、石灯篭と横長の庭にカエデが数本と、派手さはありませんが、心を安らげさせてくれる風景です。縁側で撮影するよりも座敷の中程まで下がって座って撮ることをお勧めします。
場所:京都市北区紫野大徳寺町
[交通]JR京都駅→市バス大徳寺前下車→徒歩すぐ
東山のふもとにある紅葉の名所。11月中~下旬に夜間照明が入り、阿弥陀堂、御影堂、多宝塔などの建物が紅葉の中に浮かびあがります。境内の放生池に写る紅葉は撮りたい。
場所:京都市左京区永観堂町
[交通]京阪電車蹴上駅下車→北へ徒歩5 分 JR京都駅→京都市バス→永観堂前下車→徒 歩3 分
南禅寺のそばにあって、東山を背景にした池泉回遊式庭園。和風の母屋、茶室とレンガ造りの洋館が同居した景色に紅葉が似合います。
場所:京都市左京区草川町
[交通]地下鉄烏丸線「烏丸御池」乗換 地下鉄東西線「蹴上」下車徒歩5 分
ここの紅葉の特徴は様々な色が錦を織りなします。常緑樹の緑に黄や赤が映えます。
場所:左京区一乗寺竹ノ内町
[交通]JR京都駅→京都市バス→一乗寺清水町下車→徒歩15分
大原・三千院畔にある塔頭で、部屋から庭園を眺める額縁庭園で有名ですが、狭いので撮影にはチャンスに恵まれないとなかなか難しい。以前は夕方が狙い目だったのですが、ライトアップされるために、夕方も混み合います。
場所:京都市左京区大原勝林院町
[交通]市バス出町柳→終点の大原バス停→徒歩15分
入船式の池泉回遊式庭園として有名。書院から座って庭を眺めると、風景が数枚の連続した屏風のように見えます。またイチョウの落ち葉に引き詰められている庭園も撮りたい。
場所:京都市左京区上高野八幡町
[交通]叡山電鉄三宅八幡駅より徒歩5分
訪れる人は少なく静かで落ち着ける場所ですが、11月23日は数珠供養で混雑しますので、避けた方が無難かも。境内は早朝6時30分から入れますので、好きな斜光で撮影でき、拝観無料もうれしい。
場所:京都市左京区修学院関根坊町
[交通]叡山電鉄修学院下車→徒歩20分
紅葉の名所としては有名過ぎるきらいがありますが、谷のある紅葉は見逃せないところです。
場所:京都市左京区大原古知平町
[交通]叡山電鉄八瀬遊園駅→京都バス古知谷下車→徒歩20分
ちょっと有名過ぎて、人混みでの撮影になりそうですが、平日ならばチャンスはあります。奥ノ院の渓間に楓が多い。夕暮の紅葉の微妙な色合い、夜間ライトアップが狙い目。
場所:京都市東山区清水
[交通]京阪電車四条駅下車→京都市バス乗換→五条坂下車→徒歩約15分
東福寺の塔頭のひとつですが、枯山水の波心庭(はしんてい)が「紅葉の名所中の名所」と言わせています。CMのポスターなどに採用されるケースもしばしばあって、絵ハガキ調の写真を好む人にはうってつけの撮影場所です。
東福寺山内にある塔頭のひとつ。枯山水式の庭で、紅葉がすばらしい。
場所:東山区本町15丁目
[交通]京阪電車東福寺駅orJR東福寺駅
東山三十六峰のほほ中央に位置する神明山山麗にある古寺。「京のお伊勢さん」ともいわれ、ここの紅葉も見逃せません。
場所:東山区蹴上
[交通]地下鉄蹴上げより坂道を徒歩15分
京都最古の禅寺で、境内には勅使門、山門、仏殿、方丈が一直線に並んだ景観に紅葉が似合います。
場所:京都市東山区大和大路通四条下ル四丁目小松町
[交通]JR京都駅→市バス東山安井下車→徒歩5 分
門前からの参道沿いが紅葉のトンネルになります。嵐山、亀山の紅葉を借景とした池泉回遊式庭園は是非、抑えたいポイント。また、ピンクや白のサザンカ、黄色のツワブキなどの花も楽しめます。
場所:京都市右京区嵯峨天龍寺
[交通]京福嵐山線嵐山駅 市バス京福嵐山駅前下車
紅葉だけでなく、樹齢600 年といわれる天然記念物の遊竜松も見逃せない被写体です。四 季折々の眺望がよい。毎月第2日曜が縁日で混み合います。
場所:京都市西京区大原野小塩町
[交通]阪急東向日駅orJR向日町駅→小塩行バス終点下車→徒歩40分
釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀っていることからこの名前があります。門から本堂に向かう参道は「紅葉の馬場」と呼ばれ、京都でも有数の名所。近くに大沢の池を有する大覚寺、天龍寺もあのます。
場所:京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町
[交通]京福電鉄嵐山駅→市バス嵯峨小学校前下車
京都市内でも比較的早くから色付きはじめます。落葉樹が多く、盛りを過ぎた時期には境内の道や参道に落ち葉がたまる情景も味わえます。
場所:京都市伏見区醍醐東大路町
[交通]市バス「醍醐三宝院」下車すぐ
例年は、11月下旬が見ごろです。落ち葉のじゅうたんを撮りたい方は12月に入ってからになるでしょう。
場所:長岡京市粟生西条内
[交通]阪急長岡天神駅→徒歩30分(阪急バスの便あり)
注:写真と文章は関連ございません。
・高台寺(京都駅→市バス東山安井下車→徒歩5分)
・知恩院(京都駅→市バス知恩院前下車すぐ)
・圓徳院(京都駅→市バス東山安井下車→徒歩5分)
・青蓮院(京都駅→市バス神宮道下車→徒歩5分)
・永観堂・清水寺など。
庭園には「ここに座って鑑賞するようにと、指定された」部屋や場所があります。よく、縁側に座って眺めている人がおられますが、縁側でのベストポイントは例外を除いてほとんどないそうです。座敷の奥まったところから眺めるように設計されていることが多く、撮影では、例のトンネル撮法が有効と考えてください。(注:トンネル撮法=中心部を明るくして周囲を暗くした撮影方法)
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