写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
※掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、ページ公開日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
2001.12.15
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
年末の何となく慌ただしい今日この頃ですが、年末ならでは行事が各地で催されています。大きな「祭」のイメージはありませんが、お宮さんの大掃除のお手伝いといった地域に密着している行事が多くあります。
天神、天満宮関係では、終(しま)い天神、納めの天神が催され、1年の締めくくりとしての被写体に巡り合える機会です。そこで、代表的な年末行事を紹介してみます。
亀戸天神の前にある商店街は、門前町として栄えてきたこともあって、歴史のある店が多く、店構えからは何を売っているのか判断に悩むような店や、みやげもの店のイメージが強い店など、独特の雰囲気を持っています。
12月25日は「納め天神」で、「お焚きあげ」があります。1年間お世話になった「お札」や絵馬を燃やす行事です。焚き火ぐらいの小さな炎しかあがりませんが、年末らしさが感じられます。また、商店街で年始用の買い物ができるのも魅力です。
[交通アクセス] JR亀戸駅から徒歩10~15分
[問合せ] 亀戸天神 03-3681-0010
12月25日午前10時より、御煤納神事(おすすおさめしんじ) があります。すでに午前6時から本殿で、煤祓いが行われていますが、午前10時からは、白い衣装を着た神職が並んで、4mもの長い竹さおを持って、本宮など40社ほどの煤を払います。
ちょっとユーモラスな仕種も見られます。参拝者もさほどいませんので、狙いたい角度で撮影できます。
[交通アクセス] JR熱田駅より徒歩8分 名鉄神宮前駅より徒歩5分
[問合せ] 熱田神宮 052-671-4153
京都の人達は、12月25日に行われる、終い天神に行かなければ「師走を迎えた気がしない」といわれるほど人気があって、いわば、京都の1年の締めくくり行事です。
こうしたことから、参拝者も15万人前後になり、正月の祝箸やお屠蘇などが授与されたりします。また、参道には露店が立ち並び、葉ボタン、しめ飾りなどの正月用品が売られたり、植木、骨董品、古着などの店も出て、撮影していても、商品に目移りしてしまいます。
もっとも、受験を控えて真剣な面持ちの生徒さんも多く、そうした姿を見ていると心がしまります。
[交通アクセス] JR京都駅、京阪三条駅、阪急四条大宮駅などから市バスで北野天満宮前下車
[問合せ] 北野天満宮 075-461-0005
生駒山麓の森に、枚岡造りという桧皮(ひわだ)葺き、極彩色の建物が冬の日差しに映えるなか、12月25日に古式を残す珍しい「注連縄掛(しめかけ)神事」が早朝から行われます。
わらを打つ、縄をないでしめ縄を作る、そのしめ縄を掛ける一貫した作業が見られます。さらに神職が正装して、御祓いをしたのち、ユーモラスに縄に向かいワッハッハと三度笑って神事を終えます。この神事は東大阪市の無形民俗文化財として指定されています。
[交通アクセス] 近鉄枚岡駅下車
[問合せ] 枚岡神社 0729-81-4177
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。