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2002.01.19
桜の名所として知られる奈良県吉野山の金峯山寺(きんぷせんじ)で、節分会(鬼火の祭典)が2月3日に行われます。節分では通常「福は内、鬼は外」と、発声しますが、この金峯山寺では「福は内、鬼も内」と、唱える全国でも極めて珍しい節分会です。全国から追われてきた鬼たちを寺で救う、心根のやさしい行事です。
節分会は午前10時より始められ、国宝の蔵王堂(本堂)で鬼を調伏させる式、鬼踊りなどが行われますが、ここでは報道関係者以外の撮影が禁止されています。
正午過ぎに、境内で大護摩が焚かれ、調伏された鬼が出てきて、歓喜の鬼踊りが舞われます。この境内では撮影は自由になります。護摩供の終了後、福豆まきが行われます。
ところで、地元では2月1~3日にかけて、鬼火の祭典キャンペーンを実施します。
期間中は、金峯山寺蔵王堂、吉水神社、如意輪寺、竹林院などの拝観料、見学料 50%OFF になったりします。
特に2日は、11時からビジターセンターで「吉野山鍋対決味見」と銘打った名物鍋料理が無料で食すことができたり、鬼の審査によるのど自慢大会なども催されます。
夕刻になりますと、蔵王堂境内を2000本のロウソクが灯される「吉野燈花会」が行われ、幽玄な世界が、かもしだされます。その中に、吉野山中を追われた鬼達が現れます。また、2000本のロウソクをバックにした、和太鼓集団JDO 一路による演奏があります。
蔵王堂がライトアップされますので、感動的な被写体にこと欠きません。8時からは、ライトアップされた境内で「和太鼓のら奉納演奏」も行われ、さらに、鬼がウロウロと歩き回りますから、あちらこちらで、ユーモラスな姿も見ることができます。加えて、超特大の大鍋で、山伏達の栄養源となった吉野仙人鍋が炊かれたりもします。
撮影は夜間になりますので、ストロボは必携ですが、ノンストロボで雰囲気を撮るには高感度フィルムが断然有利です。それと、山上ですから、防寒の用意は怠りなく。
なお、金峯山寺には、渡海船大絵馬(重要文化財) 、金剛蔵王権現像(重要文化財) なども是非、見たいところです。但し、堂内は撮影禁止です。念のため。
写真資料提供:金峯山寺・吉野山旅館組合・吉野山観光協会
[交通アクセス]
近鉄吉野駅よりロープウェイ山上下車歩10分
[問合せ]
金峯山寺 07463-2-8371
吉野山観光協会 07463-2-1007
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