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2002.02.09
今年の東北地方は、太平洋側にも大雪が降り、八戸市の家々も雪をかぶっています。
国の重要無形民族芸能「八戸えんぶり」が催される2月17~20日も、地元の人達によりますと「根雪となって残っているだろう」と、語っておられました。数年前までは、雪のないえんぶりが多かったそうですが、ここ2~3年は雪の上で行われています。
この「えんぶり」は、青森県の県南から岩手県の県北地方にわたり、800年以上も前から伝えられてきた民族芸能です。地元では春を告げる豊年祈願の祭りとして慕われています。
えんぶりの舞い手のことを太夫といいますが、太夫が3~5人、加えて笛、太鼓、手平鉦( てびらがね) に歌い手など、総勢15~20人ぐらいの編成で、これが1組になります。毎年、30組ほどが賑やかに参加します。
また、えんぶりには2つのタイプがあって、歌や仕種がゆっくりした古来からの「ながえんぶり」と、反対にテンポが早く、勇壮で活発な「どうさいえんぶり」とがあります。さらに子供が舞う「えんこえんこ」があって、これも被写体として面白く、楽しい。
ちなみに「えんぶり」は、「えぶり」と呼ばれる農具(長い柄のくわのような形の木工農具で、土塊を砕き、地面をならすなどに使用)を持って踊られたものが訛った説と、神様を呼び起こすことを「いぶり」と言い、この言葉がやはり訛った説があります。
2月17日 えんぶり撮影会 午前8~9時 長者山新羅神社
えんぶり行列 鍛冶町出発 午前9時45分出発~正午頃解散
一斉ずり 十三日町と三日町 午前10時40分~55分
六日町とやぐら横町 午前11時30分~45分
2月17~19日 えんぶり大かがり火まつり 午後5~9時 市庁前市民広場
えんぶり披露 午後6時、午後7時、午後8時
えんぶり村(味覚・物産等出店) 正午~午後9時
2月17~18日 えんぶり大会 午後1時~4時 八戸市公会堂
2月19~20日 えんぶり一般公開 午後1時・2時(2回) 市庁前市民広場
鍛冶町から八戸の中心街を練り歩く行列と、一斉摺り(いっせいずり)は見逃せません。また、祭の特徴であるは、恵比須の烏帽子(えぼし)を撮影ではどのようにあしらうかもポイントです。
撮影会は、アマチュアカメラマン向けの撮影会で、誰でもが参加できます。また、17~19日は、大かがり火まつり撮影会が午後7時40分頃に実施されます。
コンテストの題材は「えんぶり全般の写真」で、応募締切りは3月15日、カラープリント六切以上。
なお、撮影会が行われる時間帯は、寒さが厳しいことから、防寒対策は万全を期してください。
写真・資料提供:八戸市役所観光課 赤間印刷工業(株)
[交通アクセス]
JR東北本線 八戸駅→八戸線の2駅目 本八戸駅
[問合せ]
八戸市役所観光課 0178-43-2111
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