【もうすぐ春ですね。梅が満開に】
関東近郊の梅の撮影地

2月も中旬を過ぎますと、春の気配を感じさせる日があるかと思えば、厳しい寒の戻りがあったりしています。そんな中でも自然界では、着実に春の訪れを関知しており、それを強く感じさせるのが、梅の花ではないでしょうか。
万葉の頃、花といえば「梅」を指していたそうで、万葉集には百首以上がうたわれ、日本の文化と深くかかわってきたといわれています。
「梅一輪　いちりんほどの　あたたかさ＝嵐雪」
この頃になりますと、北日本を除いた地域では、梅が満開に近い状態で、撮影するには丁度よい時期といえるでしょう。そこで、電車・バスで気軽に行ける関東の主だった名所および西日本有数の梅の名所のをいくつか紹介してみます。
ちなみに、撮影は平日の早い時間ならば、三脚も立てられ、ゆっくりできます。エチケットを守って楽しく撮りましょう。

茨城県

＊偕楽園（水戸市）　日本三大名園の一つで種類が約100種と豊富（JR常磐線臨時駅 偕楽園）。問合せ：水戸観光協会　029-224-0441

群馬県

＊みさと梅林（箕郷町）　関東平野を一望する丘陵、10万本の梅の木が……（JR高崎駅下車　群馬バス　箕郷行）。問合せ：箕郷町役場　027-371-5111

埼玉県

＊宝登山梅百花園（長瀞町） 秩父連山の白雪をバックに……（秩父鉄道長瀞駅ロープウェイ）。問合せ：ロープウェイ山麓駅　0494-66-0258

千葉県

＊昭和の森（千葉市）　お子様連れても一緒に楽しめます（JR外房線土気駅から徒歩約20分）。問合せ：管理事務所 043-294-2884

東京都

＊羽根木公園（世田谷区）　2月中旬ら3月にかけては梅まつりも（小田急線梅が丘駅から徒歩約5分）。問合せ：公園緑地課 03-5432-1111
＊池上梅園（大田区）　静かな庭園に紅白の梅が咲きそろう（東急池上線池上駅下車、徒歩20分）。問合せ：池上梅園 03-3753-1658）

神奈川県

＊田浦梅の里（横須賀市） 明るい三浦半島に梅が一段と栄えます（JR横須賀線　田浦駅から徒歩約25～30分）。問合せ：田浦行政センター　0468-61-4181
＊三溪園（横浜市）。龍が地を這うような梅木があるなど個性豊か （JR根岸線根岸駅からバス約10分本牧下車）　問合せ：三溪園　045-621-0635

西日本屈指の梅林

＊北野天満宮梅苑（京都市上京区）　店が出て、ちょっとしたお祭り気分（JR京都駅からバスで北野天満宮前）。問合せ：075-461-0005
＊青谷梅林（京都府城陽市）　10,000本の背景に竹林や山々があります（JR奈良線の青谷駅か長池駅 徒歩20分）。問合せ：0774-56-4005
＊月ヶ瀬梅林（奈良県月ヶ瀬村）　奈良三大梅園のひとつ（近鉄上野市駅からバス）。問合せ：月ヶ瀬村　07439-2-0300
＊南部（みなべ）梅林（和歌山県南部川村） 「一目十万本、香り十里」丘陵全体が白梅（JRきのくに線南部駅から臨時バスで南部梅林下車）。問合せ：南部川村役場うめ課　0739-74-3267
＊田辺梅林（和歌山県 田辺市） 一目30万本といわれ、山が真っ白に染まります（JR紀伊田辺駅から臨時バス）。問合せ：紀州田辺観梅協会 0739-22-5300
＊綾部山梅林（兵庫県御津町）　播磨灘に面した丘陵地20,000本が咲いてます（山陽電鉄山陽網干駅からバス「新舞子」下車）。問合せ：0793-22-1004
＊太宰府天満宮（福岡県太宰府市） 道真公を慕って飛んできたという京都からの飛梅も……（西鉄太宰府駅から徒歩5分）。問合せ：社務所 092-922-8225