写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2002.03.02
全国各地で、春を告げる行事が行われていますが、ここ愛媛県伊予市でも「愛媛の春は五色姫復活祭から」を合言葉にした、第14回女性の祭典「五色姫復活祭」が3月24日(毎年3月の第4日曜日)に催されます。
この復活祭は「平家の5人の姫が身投げして、 五色(赤・白・黒・黄・緑)の石になり、その後、地元民の涙が五色の石にかかったところ、姫たちが復活(生き返り)し、人々と仲良く暮らした」 五色姫伝説をもとに平成1年から始められた行事で、地元ではすでに恒例化されています。また、島々の景観がすばらしい「五色浜」の名称は、この伝説が由来になっています。
祭のメインは、五色姫パレード、稚児行列、女性みこしかきくらべ、郡中小学校による金管バンドパレードなどで、午後1時過ぎ、五色浜公園から順次スタートします。
コースは、五色海浜公園→国鉄通り→灘町などを通って、伊予商工会議所で散会となります。
このほか、女性のど自慢大会、俳句・川柳の句会、射的、昔懐かしい紙芝居、うさぎやモルモットとのふれあいに加えて、バザー、フリーマーケット、各種団体による即売会や実演、餅まきなどなど被写体があちらこちらにあります。また、五色姫写真展などが催されていますので、撮影の参考にしてください。
さらに「まちめぐり」と題して、海とロマンのまち伊予市の名所を訪ねるコース(9時30分集合~12時頃まで)もあります。この伊予市の灘町・湊町には、古い町並みと商家が立ち並び、町の区割りも奥行き60間(約109m)もあり、全国でも例を見ない大きな区画となっていますから、この町ならではの独特な景観が見られます。これらの町家を背景にして、和服姿の五色姫や稚児たちを是非、カメラに収めたいところです。
会場となる五色浜公園は海岸へ出ますと、きれいに並んだ松林、瀬戸内海に数々の島々が浮かび、伊予の小富士も遠景にあります。こうした景色に魅せられて、多くの文人墨客も訪れています。その足跡として、芭蕉句碑をはじめ歴史を語る石碑があちらこちらに散在しています。また、明治時代に伊藤博文らの名士が訪れた時、接待に使用された彩浜館もあります。明治初年に築かれた旧灯台が昔のままの姿をとどめ、心地よい景観と歴史を感じさせる公園です。
ところで、伊予市商業協同組合の主催(後援:富士フイルムなど)で「五色姫復活祭・行事全般」のフォトコンテスト実施されますので、腕試しに応募してはいかがでしょう。なお、傑作を撮るひとつのコツとして、最初にパンフレットなどを手に入れたり、主催者や地元の人達から情報を集め、ロケーションはどこが良いのかを把握しておくことが挙げられます。
写真資料提供:伊予市役所・伊予市商業協同組合
[交通アクセス]
JR予讃線 松山駅から伊予市駅まで約15分
[問合せ]
伊予市役所商工観光課 089-982-1111
伊予市商業協同組合 089-982-0334
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