写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2002.04.06
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
春も本番を迎え、しばらくすると農繁期に入りますが、その前に、豊作を祈願する祭が各地で盛んに行われています。
ここ、新潟県糸魚川市では、勇壮なけんか祭があい前後して、2ケ所で行われます。糸魚川けんか祭(4月10~11日)と、日光寺けんか祭(4月18日)で、両方とも、五穀豊穣、豊漁を祈願しますが、ほぼ同地区、同時期にけんか祭りが行われるのは、全国的にも珍しい事例です。太鼓や笛などのリズムがまったく異なり、祭としては種類が違うそうです。
天津神社の神事で、この祭が終わると糸魚川の陽光も一段と、暖かさが感じられるようになると言われています。
数百年前から、市内の2つの地区が分かれて神輿と神輿がせめぎ合ってきた勇壮な祭は、神社のまわりを駆け巡りながら、神輿を組み合い、威勢の言いかけ声とともに押し合います。
大勢の見物客で賑わいますので、撮影は離れた場所から、望遠で狙いたいところです。また、脚立を使用すると有利ですが、人がなだれこまない場所を選んでください。
この祭のもうひとつの行事としては、国指定重要文化財の舞楽(ぶがく)が奉納されます。
スケジュール
10日 9:00 天津神社の祭典
11:00 けんかみこし
13:00 舞楽の奉納
11日 13:00 舞楽の奉納
神様の白山神社と仏様の日光寺が一緒になって執り行う、神仏一体の珍しい祭です。
白山神社から2基のみこしを担ぎ出し、急な階段を下り、日光寺境内へ渡御します。この2基が、掛け声とともにぶつかり合います。
スケジュール
18日 13:00 担ぎ手が白山神社へ移動
13:30 みこしが日光寺へ渡御
けんかみこし
14:00 お走り
15:00頃 祭りが終了
祭のスケールは、糸魚川の方が大きいのですが、こと写真に関しては見物客も少なく、こちらはいろいろな角度から狙え、俯瞰の位置から撮ることもできます。神輿が階段を登る場所は、晴れていると木漏れ日があって雰囲気が出るものの、意外とこの露出設定が難しく、日の当たっているいる所が、飛んでしまうケースがあります。
祭以外の撮影場所としては、高波の池、池に影を落としている明星山、海谷渓谷などがあるほか、登山の用意が必要ですが、白馬山麓からの景色も素晴らしい。
また、森の中に500体あまりの石仏が安置されている五百羅漢、一見したい日本最大の大断層「糸魚川~静岡構造線」を直接見られるフォッサマグナパーク、戦国時代、敵である武田信玄に塩を送った上杉謙信の義塩の美談が残る、国指定の史跡塩の道(松本街道)などもあります。
資料・写真提供:糸魚川市役所
[交通アクセス]
JR北陸本線 糸魚川駅下車
駅から、天津神社は徒歩10分 日光寺はバスで25分
[問合せ]
糸魚川市役所観光課 0255-52-1511
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