写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2002.04.20
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
「五月雨の 降り残してや 光堂」「夏草や 兵どもが 夢の跡」。芭蕉が岩手県平泉町の中尊寺金色堂や藤原家の栄枯盛衰を詠んだ句といわれています。
平泉町は中世に、京都文化と拮抗するほどの「平泉黄金文化」を形成していたのですから、その歴史にはズシリとした重さが感じられますが、奥州藤原氏の栄華を偲ぶ「春の藤原まつり」が5月1~5日に繰り広げられます。この祭のメインは3日の「源義経公東下り」で、兄・頼朝に追われた義経が、藤原氏を頼って平泉にたどり着いたという史実を再現したものです。
(一般的な撮影対象を主体にしています)
稚児行列:午前10時30分 昔の衣装で、花を手にした稚児を始め、詠歌衆らが中尊寺本堂(右上写真)から金色堂まで練行します。
弁慶の力餅つき:午前10時 平泉駅前広場
郷土芸能:午前10時~ 町内で地元に伝わる神楽などが舞われます
郷土芸能:午前10時~ 町内
藤原秀衡公出迎行列:午前10時 中尊寺坂下出発
義経公ねぎらいの場再現:午後12時40分 毛越寺大泉が池
(望遠での撮影になります)
源義経公東下り行列:午後1時30分 毛越寺出発
総勢約100名が史実に基づいて再現しながら町内を練行
金色堂奉拝…午後3時20分 中尊寺金色堂
平泉小学校金管バンド、平泉中学校吹奏楽部、長島小学校合奏団らの行進や演奏もあります。
白山神社献饌行列:午前10時 中尊寺境内
町内神輿…午前10時~ 町内
郷土芸能…午前10時~ 町内
弁慶力餅競技大会…午前10時 平泉駅前広場
中尊寺、毛越寺の両寺ではそれぞれに能や舞が奉納されます。
郷土芸能…午前10時~ 町内
祭とともに見逃せない平泉町の景色や被写体としては……。
中尊寺本堂への参道は、月見坂(写真右)と呼ばれ、左右に樹齢300年前後の老杉などが生い茂り、荘重な雰囲気がありますが、坂を登りきった右手にある「東物見」の展望地があって、束稲山・北上川、衣川が眺められます。
また、このパノラマの中に、カーブする東北本線が走っており、ここから列車を狙う穴場的な存在です。但し、500m前後離れていますので、望遠レンズは不可欠です。
参道には弁慶堂、地蔵堂、薬師堂などがつながっています。なお、金色堂内は撮影禁止ですので、くれぐれもご注意ください。
毛越寺の浄土庭園、西光寺(達谷窟=たっこくのいわや)、隣の一関市になりますが、栗駒山から磐井川となって北上川に流れ込む途中の美しい厳美渓には、渓谷に沿って散歩道やつり橋もあり、撮り所、見どころが多々あります。
写真提供:平泉町役場観光商工課 中尊寺所蔵(本堂及び月見坂)
[交通アクセス]
JR東北新幹線 一関駅 乗換え~東北本線~平泉駅 8分
[問合せ]
平泉町観光協会 0191-46-2110
平泉町役場観光商工課 0191-46-5572
中尊寺事務局 0191-46-2211
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