写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2002.04.27
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
今年は桜前線が北海道南端にある函館に上陸したのが4月18日で、例年よりも半月近くも早かったとのことです。その函館で、5月18~19日に「箱館五稜郭祭」が催されます。
この函館は幕末から明治初めにかけて、1854年ペルリが艦隊を率いて入港、1864年、鎖国から開国に向けて防備態勢を整えるために西洋式城塞・五稜郭の建設、さらに1869年には旧幕臣の榎本武揚らが新政府に追われ、五稜郭を占拠した箱館戦争と、動乱の舞台となって、全国的にもその名が知られました。こうした歴史の過程をモチーフにしたのが、箱館五稜郭祭です。
5月18日
箱館戦争で戦没した人達や開拓に携わっていた人達の遺徳を忍んでの「碑前祭」が10時から、中島三郎助父子最後の地碑、碧血碑、土方歳三最期の地碑、函館亀田八幡宮などで催されます。
13時 オープニングセレモニー 五稜郭公園特設ステージ
13時30分 土方歳三コンテスト 五稜郭公園特設ステージ
このコンテストでは、台本にそった迷(?) 演技や有名人のそっくりさんが登場するなど、爆笑も聞かれます。ここで優勝・大賞を受賞された方は翌日のパレードに参加します。一風変わった被写体を狙うのも一考でしょう。
5月19日
13時 メインの「維新行列」が出発
市民、約1,000人が旧幕府軍と新政府軍に扮装して町を練り歩きます。
中島町(廉売通り)→千代台公園→行啓通り→五稜郭公園特設舞台
行列は歴史の年代順に、箱館開港、五稜郭建設に携わった人々、軍楽隊に続き、ペルリ提督、旧幕臣の榎本軍、新政府の征討軍ら隊列で進みます。
これらは時代考証に基づき、銃隊、旗幟隊、大砲隊のほか、軍隊によって色分けされ、行列に華を添える開陽丸も出現します。
13時45分頃 「開城会見」が行啓通りで行われます(史実では会見場所は亀田八幡宮)。五稜郭タワー手前の行啓通りで大砲を轟かせたり、実戦さながらの白兵戦が行われます。
撮影のポイントは、隊列ではやや高い位置から撮ると、カラフルな写真になります。但し、地面がアスファルトですから、歴史的な感じが薄れます。隊列を仰ぎ見るような撮り方がおもしろいかも知れません。
15時頃 「開城セレモニー」五稜郭公園特設舞台
五稜郭明け渡しシーンの再現です。
なお、13時に千代台公園から「吹奏楽パレード」も出発します。
函館は明治~大正時代の建物が多く残っており、函館ならではの独特の雰囲気を醸しだしています。
1)旧函館郵便局・はこだて明治館・赤レンガ倉庫群など
2)路面電車(市電)。
3)洋館が立ち並び、異国情緒漂う坂道。
4)青森の下北半島が間近に見える立待岬。
5)標高334mの函館山からの夕景・夜景。
6)函館市の近隣になりますが、自然が豊かな大沼公園、森町の鳥崎渓谷八景、屏風崖や大滝も見逃せません。
写真提供:函館市役所 箱館五稜郭祭実行委員会
[問合せ]
函館市役所 0138-21-3111
祭実行委員会 0138-51-4785
[ご注意]
函館の観光関係者によりますと「道内で花の撮影を予定している方は、例年にない早さで開花が進んでいますので、時期を逸しないように……」とのことでした。
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