写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2002.05.11
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
ゴールデンウィークも過ぎ、初夏へとなって、自然の息吹が一段と身近に感じる季節になりました。全国各地でお田植(おたうえ)神事や田遊び、秋の豊作を祈る祈年祭など、稲作りにちなむ祭りが行われています。
すぐ向かいに九州を臨む、ここ本州の最西端、下関市でも、住吉神社の祭礼として5月19日にお田植祭が催されます。この祭は、神功皇后の故事に由来するものといわれ、八乙女(やおとめ=神社に仕えて神楽などを舞う8人の少女)が田植えをし、畦道(あぜみち)で袴姿の早乙女(さおとめ=田植え祭に田の神に扮する少女)が神楽にあわせて田植え舞を優雅に踊ります。
また、乙女が田植えをするのは「女性が持っている霊力で稲を実らせる」意味があるそうですから、撮影も「女性を撮る」意識にプラス、神々しさを見つけたいところです。
お田植え祭は、住吉神社の社地にある「神田(しんでん)」で催されます。多くの人達が見学に来ますので、撮影には場所確保がポイントになります。神田(しんでん)の周囲に階段状の桟敷席が設けられますが、撮影角度などを考えて、早めに確保するとよいでしょう。
本殿で、本殿祭が13時から始まり、13時30分~14時の間に終了し、その後、お田植え祭が催されます。
また、撮影では「神殿に登らないこと、田の中に入らないこと」が挙げていますので、ご注意をお願いします。
ところで、下関は古くから栄えた町で「古事記」 や「 日本書紀」にも登場しており、歴史的にも撮影したい場所が多々あります。
歴史を伝える名所としては、唐戸周辺の、源平の合戦場・壇ノ浦、そのゆかりの赤間神宮は、竜宮城をイメージして建てられた水天門が目をひきます。また、明治・大正時代に建てられた洋風建築の旧英国領事館や下関観光情報センター(旧秋田商会ビル)などがあります。さらに城下町の風情を伝える武家屋敷や練塀が並ぶ長府周辺も見逃し難い所です。
火の山展望台、海峡ゆめタワーから関門海峡、日本海などの 360度の景色が楽しめます。そのパノラマの中には、撮影にはちょっと不向きですが、宮本武蔵、佐々木小次郎の対決の場、巌流島が見えます。武蔵が壇ノ浦あたりから巌流島へ向かう心境などを思い浮かべてはいかがでしょう。
写真提供:下関市役所 観光振興課
[交通アクセス]
JR山陽新幹線 新下関→山陽本線 下関駅
[問合せ]
住吉神社 0832-56-2656
下関市観光振興課 0832-31-1350
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