写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2002. 05.18
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
中国から伝わった海の祭りで、太鼓や銅鑼の指図により、船の早さを競う「ペーロン」といえば、中国との関連が深い、長崎や佐賀、沖縄が本場ですが、瀬戸内海にある相生市で、本場にも勝るとも劣らない、異国情緒あふれるエネルギッシュな音と光の祭典が、海と陸を舞台に、華やかな「相生ペーロン祭」が毎年5月最終日曜日に繰り広げられます。
今年は5月26日になりますが、その前夜祭として25日には、4000発もの海上花火が豪華に打ち上げられます。
ここ相生市は、明治(要確認)の頃から造船業が盛んな所で、大正11年に長崎県出身の造船所従業員によって、このペーロンが伝えられました。その後、終戦まで毎年5月27日の海軍記念日に所内にある天白神社の例祭として、ボートレースとともに引き継がれ、今日では播州路に初夏を告げるイベントとして定着しています。
5月25日
17:00 ~ ペーロン体験乗船(予定)
19:30 ~21:00 海上花火大会
5月26日
8:00 開会式
式後~16:00 ペーロン競漕
10:30 ~11:30 パレード
12:30 ~14:30 カーニバル
また、市のメイン通りや広場で和太鼓演奏、各種バザー、長崎市物産展も開催されています。
前夜祭の花火は、海に打ち上げられますので、撮影場所は広範囲にわたります。高台からの撮影も可能です。
ペーロン競漕では、護岸からの撮影になり、望遠が断然に有利です。
カーニバル・パレードでは、サンバチームや阿波踊りがありますが、広角で狙いたいところです。但し、人波に押されないように注意してください。
この祭の写真コンテストは、題材はペーロン関連、花火大会、パレード関連の3部に分かれ、一般の部門とファミリー部門があります。腕をふるってはいかがでしょう。
なお撮影は、係員の誘導に従う、行事進行の邪魔をしないなど一般的なマナーさえ守れば自由にできます。
また、相生市には文学碑が多く、和泉式部旧跡碑、芭蕉塚と布蝉句碑、野口雨情の碑などがあります。さらに、国指定史跡の感状山城跡、横穴式石室をもつ那波野古墳(なばのこふん)と興味深い史跡・名所のほか、樹齢推定600年以上といわれる矢野の大ムクノキなども、写真に残しておきたいところです。
写真・資料提供:相生市地域振興課
[交通アクセス]
JR相生駅までは、新幹線の利用で大阪より50分、岡山より20分
ペーロン祭場所:JR相生駅より神姫バス相生湾行き「市役所前」下車
[問合せ]
相生市地域振興課 0791-23-7130
相生商工会議所 0791-22-1234(写真コンテスト)
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。