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2002.06.01
祭といえば、景気のよい神輿(みこし)を思い出す人も多いことでしょう。日本を代表する神輿が、かつぎだされるとなりますと、指で数えられるほどになりますが、東京都台東区の鳥越神社で催される「鳥越まつり」は「お化け神輿」とも呼ばれ、重さが千貫(約4トン)にもなります。6月9日、200人近くが交代でかつぐ雄姿は見逃すことができません。
6月8日(土) 午前十時大祭式斎行
町御神輿渡御(6時頃より南部6ヶ町・三筋3ヶ町宮入予定)
太鼓奉納大会
6月9日(日) 本社渡御 早朝~夜9時宮入
(千貫みこし渡御・鳥越夜まつり)
宮出し後、江戸里神楽奉奏「若山胤雄社中」神社神楽殿
9日の夕刻、7時頃に神輿が鳥越神社に戻ってくる宮入りを、「鳥越夜まつり」と称して、いわば祭のメインになります。
当日は早朝より、氏子の町を神輿が巡行し、神社に戻って来るのが夕刻になります。この神社還幸には、神輿に氏子達が高張り提灯を掲げてお供するのが習わしになっています。神輿は、40もの細提灯が飾られ、その光が神輿の鳳凰などの装飾品に当って、キラキラと美しく夕闇を飾ります。
100を越える高張り提灯や手丸提灯に先導された神輿が神社の大鳥居前に来ますと、台輪が四尺三寸もある胴の太い壱千貫ものお化け神輿が揉まれます。神社前の蔵前橋通りは、10万人近くの人出に埋まります。
撮影は、夜まつりだけではなく、昼間の巡行にも多々あります。神輿をかつぐために各町で並んで待ちますが、競って台棒にしがみついたり、前方の台棒は激戦区になります。また、神輿がかつがれた途端に、制止も聞かずに走り出したりと、結構、絵になります。
但し、近づき過ぎるとはじき飛ばされる危険を伴いますので、くれぐれも注意してください。
鐘、太鼓、幟に先導された神輿の撮影は背景の選び方がポイントになるでしょう。
ところで、鳥越神社は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国平定に遠征し、その威徳をたたえて651年、当時、白鳥明神に奉祀したのが始まりとされていますから、1350年以上の歴史があります。
写真資料提供:鳥越神社
[交通アクセス]
都営浅草線蔵前駅下車 徒歩5分
JR総武線浅草橋下車 徒歩10分
[問合せ]
鳥越神社 03-3851-5033
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