写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2002.06.29
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
豊作を祈願する祭の代表格といえば、お田植え祭が第一に挙げられるでしょう。このお田植え祭は3月から5月にかけて、各地で集中的に催されていますが、ここ宮崎県西郷村の7月6~7日に開催される「御田祭」は、全国的にみても、歴史が古く970年も前から行われているそうです。
それだけに古式豊かで、平安時代からの伝統が引き継がれていると言われています。一般的にお田植祭は、耕作の手順をモデルに演技したり、神事、神楽、行列などが組み入れられ、神輿(みこし)や山車が中心の祭よりも、どちらかというと、地味な感じがあります。
ところが、ここの御田祭は、行列の出発時に神輿を放り投げたり、田の中に神輿、牛や馬を入れ、泥しぶきをあげて駆けずり回ります。また、子供も手製の神輿で田の中を練り歩きます。
こうした大賑わいのあと、雅楽に合わせて、揃いのかすり、揃いの笠をかぶった早乙女達の華やかなお田植えが始まります。地元では「おんださん」と、呼ばれる村の最大の祭です。
6日
午前9時~日向田植唄全国大会予選 農村環境改善センター
午後1時~午後9時 ふるさとうまいもん広場 御田祭の里ふれあい広場駐車場
午後5時30分~御田祭の里歌謡祭 すぱーく西郷(午前9時に入場券配布)
午後8時15分~花火大会 村総合グラウンド
7日
午前8時~上円神社御田祭神事 午前8時50分~御神幸行列出発
午前9時40分~豊年祈願太鼓随時
午前10時30分~祭典 午前10時30分~子供神輿入れ 随時牛馬入れ
午前11時15分~青年神輿入れ 午前11時30分~婦人舞踊 午前11時50分~田植え神事
正午~田植え
午前9時~四半的(しはんまと=弓道)大会 農村環境改善センター
この四半的は小型の弓で、座って矢を放ち、この地方では盛んに行われています。
午後1時~日向田植唄全国大会決勝 すぱーく西郷
この御田祭を題材にした写真コンテスト(プロ・アマ不問、カラー・白黒四切、ワイド四切、7月31日必着)も実施されますので、応募してはいかがでしょう。
撮影のポイントは、やはり7日の神事、田んぼでの牛馬入れ、神輿入れでしょう。近くでワイドで撮りたいところですが、泥かぶりには注意してください。もっとも、この泥を浴びると無病息災のご利益(ごりやく)があるといわれています。撮影の場所取りは朝早くから行われています。
ところで西郷村は原生林や美しい滝もありますので、ハイキングをしながらのフォトハイクに適しています。自然を満喫されてはいかがでしょう。
[交通アクセス]
JR日向市駅下車 宮交バス椎葉線乗車 約50分 西郷村役場前下車
[問合せ]
西郷村役場御田祭奉賛会 0982-66-3111
フォトコンテスト連絡先 西郷村役場企画課
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