写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2002.07.06
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
各地に伝統芸能が数多くありますが、その中で「国指定重要無形民俗文化財」の称号が冠しますと、数は限られてきます。その限られたひとつに、島根県の津和野で催される「鷺舞」が挙げられます。毎年、7月20日と7日後の27日に津和野の町で白い翼を広げた鷺が11カ所で舞います。
鷺舞は弥栄(やさか)神社の祇園祭の一環として行われる清楚な芸能で、この鷺舞が終わると津和野に本格的な夏が訪れるとされています。
20日午後3時過ぎ、2羽の白鷺が笛や太鼓の楽人達に囲まれ、神社の森に入って行きます。社殿の前で雌雄の鷺が向かい合い、大きな半円型の白い翼を広げて、軽く歩み、向かい合い、すれ違って舞う姿が優雅です。この後、お旅所(町民センター)に行きますが、たそがれ迫る城下町の数カ所で舞います。
たそがれの中での撮影は、逆光、反逆光になりやすいことから、露出にはご注意です。また、撮影ということでは、20日と27日に小学校生の女児童が白衣、赤い袴で子鷺を頭につけて舞う、かわいらしい「子鷺踊り」の方が、写真として迫力がありそうです。
鷺舞の構成は、舞方(鷺雌雄2人ほか4名)、囃方(太鼓2人・鐘2人・鼓2人・笛2人)、唄方(数人)となっています。これに小学生の子鷺踊りが加わります。
行き 7月20日
15:00 頭屋前( 町民センター) 出発→弥栄神社→嘉楽園→小学校前→沙羅の木前→古橋酒造前→伊藤薬局前→郵便局前→吉永米店前→お旅所→頭屋前(町民センター)17:00 ~17:30 頃帰着。
特別 7月24日
14:30 弥栄神社出発→15:00 津和野駅前→15:30 頭屋前( 町民センター)
帰り 7月27日
15:00 頭屋前(町民センター)出発→沙羅の木前→古橋酒造前→伊藤薬局前→郵便局前→吉永米店前→お旅所→弥栄神社→頭屋前( 町民センター)
津和野は中国山地のほぼ西の端にあって、山に囲まれた盆地の静かな町です。古い建築物が残り、「自然の中に懐かしい日本が残っている」と、叙情詩的な存在として、旅人気の高い土地柄です。「山陰の小京都」と言われるだけあって、史跡と情緒漂う町で、静かな佇まいをカメラにおさめたいものです。
なまこ塀のある殿町通りは、夜間ライトアップされますので、これも被写体としておもしろいでしょう。
このほか、マリア聖堂、森鴎外旧宅、覚皇山永明寺などが見学場所として有名です。
なお、SL『やまぐち号』は、20~27日では22日以外、運行されています。
小郡発 10:41→津和野着 12:41 津和野発 15:30→小郡着 17:11
写真・資料提供:津和野町観光協会
[交通アクセス]
JR山陽新幹線小郡駅→山口線→津和野駅下車
東京( 新宿) ・大阪( 梅田) から直通バスあり
[問合せ]
津和野町観光協会 0856-72-1771
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