写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2002.07.13
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
暑い日は、夕陽の落ちた海で散策しながら、きれいな夜景でも撮影をしたいものですが、これにピッタリなイベントと祭が京都府の宮津、日本三景の一つ、天橋立であります。
毎年、天の橋立の夏のオープニング行事として7月20日に、2.6km もの長い橋立をライトアップする「天橋立 炎の架け橋」があります。
7時30分に最初のたいまつに点火されると、、海に夜空に神秘的なムードを漂わせながら、次々と火が付けられていきます。土地に言い伝えられている、天橋立で結ばれたという恋の伝説「天(あめ)の浮橋神話」の通り、歩み寄るように炎が伝っていき、30分ほど橋立全体が浮かび上がり、恋の実り祝うかのごとく、花火も打ち上げられます。
この撮影は、股覗きで有名な傘松公園からになります。夜間撮影ですから、三脚は必携です。
天橋立駅から徒歩約3分程の所に、智恩寺(文珠堂)がありますが、天橋立を訪れる観光客のほとんどが訪れます。この智恩寺は、日本三文珠(宮津市文珠・切戸の文珠、奈良県桜井市文珠院・安倍の文珠、山形県高畠町大聖寺・亀岡の文珠)の一つで、知恵を授けてくれる菩薩として有名です。
24日に智恩寺の祭礼「文殊堂出船祭」があって、やはり夕刻からの神事になります。悪龍退治伝説の能舞が船舞台上で披露され、海上に松明が灯して幽玄な世界を醸し出します。文珠菩薩の説法によって、悪龍が善龍に変わり、フィナーレに打ち上げ花火が夜空を飾ります。
午後6時 智恩寺本堂で 文殊会(文殊菩薩の法要)
6時30分頃から、智恵の輪燈籠前で準備にかかり、7時過ぎに龍舞の龍と一緒に写真を撮るチャンスがあります。
7時30分 オープニング 宮津おどり=海上浮き舞台
この頃までは薄暮ですが、以降は闇になります。
8時 海上浮き舞台と智恵の輪から廻旋橋へ移動しながら海上絵巻の始まりです。天橋立運河の万灯に火がともされ、船練行やドラや太鼓に合わせて龍の乱舞があります。
8時40分過ぎから、文殊菩薩の還御、龍神歓喜の舞があって、フィナーレに打ち上げ花火が文珠水道に上がります。
天橋立の見どころ、撮りどころとしては、船が通ると回転する廻旋橋、そこから橋立の松林が続きます。岩見重太郎の試し切りの岩、名水百選・磯清水などもありますが、海岸線の美しさはカメラにおさめたいところです。また、市内に旧家や古い寺社もあります。
写真・資料提供: 天橋立観光協会
[交通アクセス]
北近畿タンゴ鉄道天橋立駅には、京都、新大阪から直通の特急があります。
[問合せ]
天橋立観光協会 0772-22-8030
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