写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2002.07.27
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
諏訪といえば、諏訪大社の「御柱祭」が有名ですが、下諏訪町で7月31日~8月1日に催される「お舟祭り」も引けを取りません。
この下諏訪町は、諏訪湖のほとりにあって、大社の門前町として古くから栄えきた町で、江戸時代には中仙道と甲州への分岐点にあって、宿場町として役目も果たしてきました。
こうした歴史のある町の祭りは、やはり伝統と昔のイメージも色濃く残しています。このお舟祭りは、1000年以上も前から行われており、諏訪地方で最大といわれ、この2日間は町が祭り一色となります。
諏訪神社下社では、諏訪神の霊が1年の前半、春宮におり、後半は秋宮に帰るとされています。これを遷座祭と呼び、8月1日がその秋宮に帰る日で、お舟祭りでもあるわけです。周囲を五色の布で飾った舟に、ご神体を載せて春宮から秋宮へ移動します。
また、この舟には山車のような車輪がありません。そった台座のみで引き回しますので、300人以上の屈強な曳子衆が揃わなければ動きません。
(7月31日)
神事はほとんどありませんが、各種行事があって本祭りとはまた別の賑やかさが漂います。
*御田町から秋宮前までパレード(午後6時過ぎスタート)
消防音楽隊を先頭に、神輿(みこし)、長持ち行列、人力車、フェスタ2002のダンス
*催物広場
大正琴、万葉絵巻、大道芸、きやり競演、ジャズダンスなど
*その他
舞・太鼓(秋宮境内)、民謡踊り・ちびっ子(踊り広場)、夜店(メインストリート)、打ち上げ花火
(8月1日)
*遷座の行列 春宮 午後1時55分 出発
*お舟曳行 春宮 午後2時 出発
この行列・曳行は夕刻、秋宮に到着します。
*パレード 大門通藤春食堂を午後1時スタート→秋宮4時15分過ぎに到着
時代行列・神輿・長持ちなどが続き、武将が勢揃い、ミスお姫様も色を添え、カラフルな時代行列になります。
宵祭りから被写体が豊富にありますので、夜間撮影の準備が必要でしょう。お舟曳行では迫力ある写真も撮れますが、途中、街道筋から曳子衆に向けて一斉に水掛けがありますので、注意してください。
また、時代を感じさせる撮影場所としては、下諏訪宿をバックにした長持行列、境内に入った時のお舟などが挙げられます。
諏訪での撮影地も豊富にあります。春宮、秋宮大社、鎌倉街道ロマンの道、諏訪湖、和田峠、少し離れますが、国の天然記念物でもあり、高山植物が咲き乱れる八島高原、八島ヶ原湿原(右写真)も行ってみたいところです。
写真・資料提供:下諏訪町役場
[交通アクセス]
JR新宿駅→中央東線(特急2時間10分)→下諏訪駅
JR名古屋駅→中央西線(特急1時間50分)→塩尻→JR中央東線(普通15分)→下諏訪
[問合せ]
下諏訪町役場お舟祭り実行委員会 0266-27-1111
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