写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2002.08.10
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
日本の夏は、祭真っ盛りです。そうした中で、徳島県の阿波おどり、岐阜県八幡町郡上踊りと並び、日本三大流し踊りのひとつ、青森県黒石市の黒石よされが8月15~17日に催されます。
「エッチャホー、エッチャホー」の独特の掛け声で始まる黒石よされは、、組踊り、流し踊り(廻り踊り)の2つの踊りで構成され、およそ3,000人が踊りまくります。
また最近、登場した早い軽快なテンポの黒石よされニューバージョンの人気が急上昇しています。観客を巻き込んでの乱舞は、日本を代表する祭にふさわしい賑いです。
観客が自由に参加できる流し踊りは、楽しさがあふれ、メインストリートを所狭しと踊ります。
一方の組踊りは伝統的な踊りで、何ヶ月も前から各組で練習を重ね、20~30人が組で一斉に披露してくれます。一糸乱れぬその踊りは、見ているものを魅了させてくれます。
この黒石よされは、500~600年前、盆踊りの時の、男女の恋の掛け合い唄であったといわれ、「恋」がテーマになっているところから、若い女性に人気のある祭です。
踊りの撮影は、上から俯瞰した方が雰囲気を的確に捉えられますので、踏み台や脚立があると有利ですが、見学者に注意して設置してください。この黒石よされでは、住んでいる人の許可を得て、屋根から撮影する姿も散見されます。
8月15日
10:30 黒石よされ組踊り夏の競演 午前の部
13:30 黒石よされ組踊り夏の競演 午後の部
16:00 田舎館村園児児童民謡発表会
16:30 仮装大会
18:20 夜かぐら
19:00 黒石よされ踊り
16日
14:00 黒石よされ組踊り大賞(黒石市民文化会館)
16:30 黒石よされニューバージョンコンテスト
17:40 組踊り辻舞台
18:40 夜かぐら(メイン会場)
19:00 黒石よされ踊り
17日
最終日は午後7時よりの浅瀬石川千歳橋での花火大会で幕を閉じます。数千発の花火が真夏の夜空を華やかに彩ります。
また、「あなたが撮る!黒石よされ祭り!」と題した写真コンテストがありますので、応募されてはいかがでしょう。
一方、16日には奇祭の「大川原の火流し(県指定の無形民俗文化財)」があります。カヤ舟の燃え具合で来年の豊凶を占う行事で、激流の中野川に若衆が入り、燃える舟を曳き下げます。
大川原へは市の中心地から車で20~25分かかります。
ところで、この黒石市には「こみせ」と呼ばれる藩政時代から今に残るアーケード状の通路があります。現在、こうした形で残っている例はほとんどなく、造り酒屋、蔵が並び、いにしえを感じさせてくれます。ここもシャッターを切りたい場所です。
写真・資料協力:黒石市役所・黒石観光協会
[交通アクセス]
JR弘前駅から弘南鉄道弘南線黒石駅下車
[問合せ]
黒石市農林商工部商工観光課 0172-52-2111
黒石観光協会(フォトコンも) 0172-52-3488
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。